2023年10月24日 17:21更新
災害が起きたときにどうやって身を守り、何ができるのか、中学生を対象にした防災体験会が24日(火)に十日町市立南中学校で開かれました。
防災体験会は、2004年に起きた新潟県中越地震をきっかけに防災の意識を高めてもらおうと十日町青年会議所や十日町市社会福祉協議会などでつくる「越後妻有防災ネットワーク」が9年前から開いています。今年は南中学校が会場で全校生徒235人が参加しました。
生徒は震度7の揺れを体験できる起震車や、煙が充満したテントに入って煙の怖さを体験したほか、消火器の使い方やケガをした人を毛布を使って運ぶ方法などを学んでいました。
体験に先立っては青年会議所の重野敦志理事長が生徒たちを前に講演し、身近な災害として2011年の新潟福島豪雨で被害の大きかった六箇地区の被害の様子を写真で紹介しました。そしてもし災害が起きたら自分の身の安全を確保したうえで、周りの小さい子どもやお年寄りを気遣ってほしいと呼び掛けました。
十日町青年会議所・重野敦志理事長
「災害は近年形態が変わり、明日何が起きるかわからない。こういった体験で、災害が起きた時、はじめの一歩を少しでも早く動けるようにしてもらいたい。家族で共有してもらうことで家族への防災意識が高まることがある」
生徒「地震や火事の煙の怖さが知れた。実際の火事にあったら低い姿勢で逃げる。体験を生かして自分の身をまもりたい」
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