2024年01月31日 13:46更新
1月26日の「文化財防火デー」に合わせて、国の有形文化財に登録されている松之山温泉の旅館「凌雲閣」で30日(火)、消防訓練が行われました。
「文化財防火デー」は、奈良県法隆寺の火災で壁画が焼けたことをきっかけに昭和30年に定められました。それ以降、毎年1月26日を中心に文化財を守るための消防訓練が全国で行われています。
訓練には凌雲閣の従業員やしぶみ分署の消防職員など16人が参加し、3階にある客室から火が上がった想定で行われました。火災報知機の音を聞きつけた従業員が初期消火をしたあと、逃げ遅れた人がいないか一部屋ずつ客室に声をかけながら宿泊者を避難通路に誘導しました。
凌雲閣は昭和13年に建築された木造3階建ての宿泊施設です。豪雪にも耐えてきた建築技術が残る建物として平成17年に国の登録有形文化財となりました。凌雲閣では年に2回、自主的に防災訓練を行ったり、地域合同の訓練に参加しています。
凌雲閣 島田怜社長
「訓練とは言え、火災報知機が鳴るとスタッフも緊張していた。木造の建物は火のまわりが早いことを従業員全員が自覚しているので、火の管理はしっかりている。宿泊者にも火のしっかり管理をしてもらえるようしている」
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