2024年02月06日 12:31更新

少雪の影響で十日町雪まつりの雪像コンテストの審査が取りやめになったことを受けて、芸術部門の雪像制作団体を応援するため、市民の有志が市内外から協賛金を集めて、陣中見舞いを贈ろうと呼びかけています。

呼び掛けているのは、市民有志でつくる「十日町雪まつり雪像応援プロジェクト」実行委員会です。ことしの十日町雪まつりは少雪の影響で、イベントの代名詞である「雪の芸術展」芸術部門の雪像審査が取りやめとなりました。そのためコンテスト結果に応じた賞金授与もなくなり、芸術部門の出品団体には一律5万円が事務局から支給されることとなっています。

応援プロジェクトでは雪像制作自体が無くなったという誤解を解いて、雪まつりへの関心を維持すると共に、雪が少ない中でも雪像を作り上げる人たちに応援と感謝の気持ちを伝えようと、市内外から1口3000円の協賛金を募り、目標16万円を原資に芸術部門に出品する16団体にビールや日本酒などの陣中見舞いを贈ることにしています。あわせてSNSで雪像の紹介をはじめ、制作過程や携わる人たちの紹介も行うことにしています。

「十日町雪まつり雪像応援プロジェクト」

代表の樋熊篤史さんは「市民による雪像づくりは高度な技術を継承して今に至ります。審査や表彰がなくなることで関心が薄れ、この貴重な文化や技術が継承できず衰退してしまうことを危惧しています。ぜひ市民の皆さんも雪の降る十日町を目で見て、触れて、創造して、一緒に楽しんでいただきたいと思います」とコメントしています。

協賛金の募集期間は2月10日（土）まで。協賛金の受付は下記の応援プロジェクトのメンバーに預けるか、指定口座に振り込んでください。

■協賛金：一口3000円（何口でも可／個人・企業・団体など名前を掲載します）
■振込先口座：第四北越銀行 十日町支店 普通 732047 口座名義「雪ん子プロジェクト」
■実行委メンバー（敬称略）：・滝沢梢・鈴木紀子・髙木千歩・阿部昌子・山田努・羽鳥宏史・井比晃・西野和貴・樋熊篤史