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地域おこし協力隊退任報告会 7人が定住 定住率73.5%に

2024年03月29日 17:01更新

年度末で任期を終える十日町市地域おこし協力隊の8人の隊員の退任報告会が27日(水)に市役所で開かれました。このうち7人がこのまま十日町市内に定住を決めています。

地域おこし協力隊を退任するのは水沢地区の羽鳥美香さん、松代地域では中部地区の髙木良輔さん、峰方地区の森田淳さん、北山地区の神内隆伍さん、松之山地域では浦田地区の平本大輔さん、布川地区の志水八千代さん、黒倉地区の上村祥太郎さん、ミッション型隊員として松代支所地域振興課にいた正力俊和さんの8人です。

このうち、東京都大田区から松之山浦田地区に来た平本さんは、夫婦で地元農家のコメ作りを手伝いながら農作業のノウハウを学んできたほか、田舎体験などの地域のイベントを継続してSNSで発信してきました。平本さんは就農者として独立し、今後も家族と松之山地域に根付いてコメ作りに携わります。

平本大輔さん
「雪で車が潰れたのが思い出。それも含めて勉強になった。そんなこともあり松之山にもっと住もうと思った。地域とのコミュニケーションやつながりが増えたことが一番の宝」

志水さんは東京都品川区から来て松之山の布川カフェを拠点に活動しながら、地元に自生するクロモジを使ったアロマオイルを商品化したほか、地元の女性たちとドライフラワーやつるし雛づくりをするなど、地域活性化に取り組んできました。志水さんは3年間で培った人脈を生かしてこれからも松之山地域で生活することにしています。

志水八千代さん
「落ち込むこともあったが、地域のお母さんたちがいつも笑顔で迎え入れてくれた。元気をもらいながら3年間頑張ってこれた。地元の人と自分のやりたいことが結びついて形になった。子どもたちの未来に向けてできることが色々あると思い、そこにもフォーカスをして松之山を盛り上げたい」

関口市長は「十日町市の地域おこし協力隊は注目されている存在。みなさん自身が課題を見つけてコミットしてもらった。簡単な仕事ではなかったと思う。心から敬意を表したい」と感謝の言葉を述べました。

今回、7人が市内に残ることで地域おこし協力隊の定住者は延べ61人、定住率は73.5%となりました。

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