十日町タウン情報

  1. 十日町タウン情報
  2. JCVニュース
  3. 全市一体体制の十日町観光協会が新たな観光ビジョンを報告

全市一体体制の十日町観光協会が新たな観光ビジョンを報告

2024年03月29日 17:47更新

去年6月に5つの支部を解散し、全市一体体制となった十日町市観光協会が市域全体のブランドを位置づける新たな観光ビジョンを策定し、ラポート十日町で26日(火)に報告会を開きました。

観光協会が打ち出したビジョン「十日町市の観光地域づくりが目指すイメージ像」は次の通りです。

ひとつは「雪国の暮らしや文化が残るまち」。その雪と古くから共生してきた知恵を継承する「縄文時代から続くサステナビリティ」。大地の芸術祭の里としてや火焔型土器や着物文化にもつながる「クリエイティブな感性を育むまち」。こうした背景を基に人の交流に視点をあてた「十日町の『人』に会いに来る」。そして「共感する人々が世界から訪れる」の5つを提唱しました。

観光協会では去年6月の市内5つの支部の解散に伴い、ブランディング部会を10月に立ち上げ、住民参加型のワークショップや試験的なモニターツアーを重ねて市域全体を包括する、新たな観光ビジョンを検討してきました。

発表会では観光ビジョン策定までの流れやモニターツアーの反応が報告され、観光協会の会員など約80人が耳を傾けました。モニターツアーは5つのビジョンを基に雪国体験として、今シーズン完成した雪原学舎の教室グランピングの体験や冬の笹山遺跡での縄文人文化の体験、地域住民の解説付きで郷土料理の雪見御前を味わってもらう、おもてなしなどを取り入れました。

小学生から70代までの24人が県内外から参加し、他の人にツアーを勧めたいか満足度を尋ねたところ、満点をつけた人が6割に達しました。観光協会としては「元々あるコンテンツでもストーリーに沿って組み立てることで、地域が持つ価値がより観光客に伝わる」と手ごたえを感じています。

報告を聞いた観光協会の会員
「素晴らしい話だったが、田舎料理を作れる人が高齢になり現実問題がある。観光客が喜んでもらえるような形が観光ではないかと思う。人との触れ合いを大事にして、リピーターを増やすようにするといいと思う。雪国の特徴を生かした体験型をやるのはいいと思う」

観光協会では、今回提唱した5つのビジョンを基に、ツアー造成や情報発信など今後の活動につなげていく方針です。

十日町市観光協会 栁 謙二事務局長
「今までモヤっとした感じの思いがあったと思うが、それを見える形にしたことを、皆さんが共有・共感し繋げていく。事業者は事業の中で展開をしてもらえればありがたい。ビジョンの策定はやった価値があると思う」

この記事が気に入ったら
十日町タウン情報にいいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でJCV Fan !をフォローしよう!

Copyright (C) 2024 十日町タウン情報 All rights reserved.