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大正時代から続く新作着物審査会「きものフェスタ」スタート

2024年04月08日 18:52更新

2か月間にわたって様々なイベントで着物の総合産地をPRする「十日町きもの彩時記」が4月8日(月)から始まりました。その幕開けとなる新作着物の審査会「きものフェスタ」が道の駅クロステン十日町で開かれています。

十日町産の新作着物の審査会は大正時代から続くもので、2000年に「きものフェスタ」に名称が改められました。会場には地元産の振袖や留袖、訪問着など、ことしの新作80点が出品され、東京や京都など全国の卸商社や小売店が審査員としてその出来を目利きします。

審査は6部門で行われ、評価の高かった作品には最高賞の経済産業大臣賞や優秀賞が贈られます。また期間中は市内外の着物の愛好家も招待され、ユーザー審査も行われます。審査は5日間にわたって行われ、最終日の13日(土)に入賞作品を含めた全作品が一般公開されます。

主催の十日町織物工業組合は「きもの業界も高齢化や担い手不足で悩んでいるが、職人が力を込めた新作着物が揃っている。ぜひ多くの人に着物を着て新作を見て、楽しんでいってもらいたい」と話していました。

なお、これまで「きもの月間」と名付けていた、フェスタから続く約2か月間はことしから「十日町きもの彩時記」と名称を変え、6月上旬まで続きます。その中で最も大きなイベント「きものまつり」は5月3日(金・祝)に開かれます。

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