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元「豊山」がケガ防止を伝授!十日町・津南地域建設産業安全大会

2024年04月19日 17:50更新

十日町市と津南町の建設業者が一堂に集まり、労働災害を防いで日頃の安全を誓い合う大会が18日(木)、十日町市総合体育館で開かれました。記念講演には新潟市出身で、元大相撲幕内の「豊山」こと小柳亮太さんが招かれ、ケガをしにくい身体づくりについて参加者にアドバイスしました。

十日町・津南地域建設産業安全大会には、十日町市と津南町の建築業に関わる192の事業所から約1100人が集まりました。大会では業界で長年にわたり安全を努めた9つの事業所と9人の従業員に、髙橋一志大会委員長から表彰状が贈られました。

また今年度の安全標語には、管内事業所の従業員から438点の応募があり、最優秀賞に丸山工務所の阿部忍さんの作品「1メートルでも 1命取るぞ 脚立作業 正しく使って事故防止」が選ばれました。

丸山工務所 管理部 阿部忍 課長
「上司の口癖の『1メートルでも1命取る』と、私自身脚立で事故を起こした経験があるので脚立を入れて作った。脚立は非常に便利な物だが、1歩使い方を間違えると大きなケガになるので、侮らず安全な作業で正しい手順で使用してもらいたい。簡単そうで難しいことだが、高所での作業には安全帯の使用や、ヘルメット・マスク・ゴム手袋を着用するなど、基本的なことを行っていけば事故に遭ったときもケガも最小限で済む」

続いて、新潟市出身の元大相撲幕内の小柳亮太さんが記念講演に立ちました。小柳さんは幼少期、相撲と野球に打ち込み、2017年に「豊山」を襲名して入幕。最高位は西前頭筆頭まで上がる活躍を見せ、おととし引退しました。講演では自身の競技経験をもとに、日常生活でけがを予防する方法を紹介しました。

元大相撲幕内「豊山」 小柳亮太 さん
「股関節の柔軟性を維持してもらえると重い物を持っても大丈夫。椅子に座りながら、ひざを外側に押すと股関節も開いて痛い感覚になると思う。これをやってもらい股関節をうまく使えると歩くのも楽になるし、いらない力を使わなくてよくなる。ぜひ少しずつやってもらいたい」

安全大会の事務局によりますと、昨年度管内では16件の事故が発生しました。髙橋一志大会委員長は「事故を完璧に防ぐことは不可能かもしれないが、事後の対応は訓練で悪化を防ぐことができる」と話しています。

第41回十日町・津南地域建設産業安全大会 髙橋 一志 大会委員長
「命第一で安全に勝るコストはないといわれているが、除雪が終わって春に入り、新しい工事が始まるタイミングで、改めてこの地域の建設産業の皆さんに安全について考えてもらう機会を作る意味がある。建設産業はチームワークの世界なので、声かけで現場の意思疎通をしっかり行い事故が起きないようにして、仮に事故が発生したとしても冷静な対応で巻き返し、さらなる被害の抑止につながるところは改めて呼びかけていきたい」

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