2024年05月21日 10:21更新

十日町市の川西、水沢、中里、松之山、松代町の5つの商工会が令和7年4月に合併する方針です。それぞれの商工会の通常総会がこのほど開かれ、合併推進協議会を新たに置く議案が承認されました。合併されると名称は「十日町市商工会」となります。

合併に向けた検討を進めているのは川西、水沢、中里、松之山、松代町の5つの商工会です。背景には県の財政改善計画で商工会への補助金を見直す動きにあわせ、県商工会連合会が1つの行政区に対して1つの商工会をめどに集約する方針を打ち出したことがあります。これにあわせ、十日町市内の5つの商工会では令和3年に合併検討会を立ち上げ、その中で新たに「十日町市商工会」の名称で令和7年4月1日に合併する方針をすでに定めています。

5/17 松代町商工会 通常総会

こうした中、商工会の通常総会が各地で開かれ、契約締結に向けた合併推進協議会を新たに置くことが今月17日（金）までに全ての商工会で承認されました。合併検討会によりますと今年4月現在各商工会に加盟している会員事業所は川西が187、中里が167、水沢が151、松代町が119、松之山が66となっていて、合併後は690の会員数となる見込みです。

新しい本所は川西商工会に置かれますが、5つすべての商工会が支所・支部に変わります。検討会では支部となっても従来のサービスが低下しないように経営指導員や支援員の支所間移動も含めて職員の配置も考えたいと話しています。

合併検討会事務局 髙橋重人さん
「今後法定協議会が始まり、これから決めることが後に引けないので身の引きしまる状況。全体的に会員が少なくなっているので合併に伴ってスケールメリットが出るのではと期待している。会員には不都合が無いように頑張って配慮していきたい」