2024年05月27日 10:00更新

業界はハイテク満載です！

建設業の面白さを知り、将来の仕事選びに役立ててもらおうと、十日町市立中里中学校で関係団体による出前授業が23日（木）に行われ、2年生20人がドローンや測量機器の操作を体験しました。

この出前授業は建設業の過酷なイメージを払拭し、子どもたちに興味を持ってもらおうと十日町地域振興局が7年前から主催しているものです。

十日町地域振興局 地域整備部 田村覚さん
「『キツい・汚い・危険』の3Kから『給与・休暇・希望』の新3Kへ移ろうとしている中で、建設業にはマイナスのイメージがあると思うので、それを改められるようなイメージも持ってもらいたい」

中里中学校の2年生20人が、管内の建設業で働く13人の職人から土木や除雪、測量分野の仕事の内容を教わり、現場で使われる最新機器の紹介を受けました。このうち、測量の仕事体験では生徒たちが、対象物との距離を測る「光波測距儀」や、地面の高さを測り比べ高低差を算出する「レベル」という機械に実際に触れてみました。

また、近年は測量にドローンが使われる場面が多いことから、小型ドローンの操作体験も行われました。

2年生男子生徒
「ドローン操作が難しかった。いい体験ができてよかった。こういう仕事もいいなと思った」 

2年生女子生徒
「力仕事だけじゃなくて、女性でもできそうなこともいっぱいあったので、イメージが変わった。測量やドローン操作が楽しかった。こういう仕事にも興味が出てきたので、考えてみようと思う」

十日町地域振興局 地域整備部 田村覚さん
「地元の人の声を伝えたかった。その人たちの声を聞いて、自分も地域を守る担い手になりたいと思ってもらえたらうれしい。全員が建設産業へというのはなかなか難しいと思うが、この地域で何かを見つけてもらって、地域のためになる仕事を担ってもらいたい」

この出張授業は中里中学校のほか、今後、十日町市と津南町の9つの中学校でも行われる予定です。