2024年06月02日 11:27更新

十日町市青少年育成市民会議の令和6年度総会が越後妻有文化ホール「段十ろう」で30日（木）に開かれ、長年にわたって子どもたちの健全育成に努めた市内の個人1人と2つの団体が表彰されました。

十日町市青少年育成市民会議はいじめや非行犯罪をなくし、心身ともに健やかな青少年を育ぐもうと発足しました。現在、十日町市と津南町の14団体が会員になっています。この日は、本年度の総会に合わせて表彰式典が開かれ、約10年以上に渡って子どもの健全育成に努めた1人と2団体に市青少年育成市民会議 柳貢 会長から表彰状が手渡されました。

青少年健全育成功労者に選ばれたのは髙梨泰子さんです。髙梨さんは平成16年度から令和4年度までの18年間、川治公民館でクリスマスケーキ作り教室や料理教室の講師として、多くの子どもたちの家庭教育に貢献しました。

また青少年健全育成功労団体に選ばれたのは「NPO法人ネージュスポーツクラブ」と「うらだ屋太鼓」です。ネージュスポーツクラブは平成20年3月に設立されてから17年にわたって共生社会を作ろうと、運動教室やユニバーサルボッチャなどのスポーツイベントを開催し、子どもたちの健やかな成長に貢献してきました。

うらだ屋太鼓は平成21年7月に設立され、15年にわたり松之山地区浦田集落に根付いている和太鼓の伝承活動を通して、子どもたちの地元愛を育て、地域活性化にも貢献してきました。

青少年育成市民会議では今年度、地域ぐるみで子どもたちを育もうという視点から、親子の関わり方や子どもの成長について考える「はぐくみのまちづくりフォーラム2024」を11月10日に開く予定で、こちらは誰でも参加できます。

十日町市青少年育成市民会議 柳貢 会長
「著しい社会情勢の変化により不登校、引きこもり、いじめ、非行など青少年に関するさまざまな問題が深刻な社会問題となっている。十日町市の『はぐくみのまちづくり運動』のスローガンにあるように、地域の子どもは地域で育もうの精神で様々な問題解決に向け活動していきたいと思う。私たちにできることは日常の中で関心を持って見守ること。これからも十日町市青少年育成市民会議では地域に根ざした育成活動を進めていく」