2024年08月08日 15:57更新
十日町市は森林整備や木材の利用促進に向けて幼児期からの「木育」を普及しようと、乳幼児健診を受診した親子に十日町産の杉を使った積み木を贈る新たな事業を始めました。
乳幼児健診で贈られる積み木は十日町市産の杉材を使った、その名も「すぎっこKIKKI」です。積み木ひとつは幅3㎝、奥行き9㎝、高さ1.5㎝のサイズで無塗装無着色。1セットに15個入っています。
製造は魚沼木材協同組合に委託され、組合の中の水落住建の職人がひとつひとつ手作業で面取りや研磨をしていて、積み木は柔らかな木の手触りや杉本来の優しい香りが感じられるようになっています。市では将来の森林整備や木材の利用促進に向け、幼児期から森や木に親しむ「木育」に力を入れようと、この事業を新たに始めました。
十日町市農林課 小杉 誠 主任
「すぎっこKIKKIは、杉のように真っすぐすくすく育ってほしいという思いで名づけた。無塗装無着色で市内の職人がすべて手作りで磨き上げたもの。香りや手触りを感じられるものになっている。化学物質を使っていないので、安心して遊んでもらえる」
すぎっこKIKKIの配付は今年度、十日町市の1歳6か月児健診を受診する約200人が対象です。8月7日(水)は市の保健センターで初めての配付が行われ、関口市長が健診に訪れた親子に声をかけ、積み木の入った袋を手渡していました。
受診に訪れた親子
「幼児でも遊びやすい大きさ。市販のものより軽い」
「手触りが良く においもいい。お兄ちゃんの方が喜んで遊ぶと思う」
関口市長
「十日町は木に親しめる場所がいっぱいあるから、そういうところでも遊んで、積み木でも遊んでもらいたい」
市では来年度以降もすぎっこKIKKIの配付を計画しています。なお今年度すでに5月、6月で1歳6か月児健診を受診した人には郵送で届けられる予定です。
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