2024年09月09日 16:55更新
川西地域にある千手神社の秋季大祭が7・8日(土・日)の2日間にわたって行われました。各町内から出発した神輿や千手仁和加の運行、巫女の舞が披露され、まちに活気があふれました。
千手神社の秋祭りは五穀豊穣を祈る祭りです。祭りの初日は午後から神社の境内に周辺13町内のみこしが一堂に集まり、宮司のお祓いを受けたあと、各町内に向けて出発しました。
夜は境内で宵祭りが開かれ、神社の社殿では毎年恒例となっている「巫女の舞」が披露されました。今年、舞に挑んだのは千手小学校6年生の太田知依さんと星名春花さんの2人で、夏休み中に特訓を重ねたということです。
巫女 太田 知依さん
「神様も見ているから、きれいに踊れるようにと思って踊った。練習の時よりうまく踊れたと思う」
巫女 星名 春花さん
「手を上げて回す振りがあり、そこが気にいっている振りなので見てもらいたいと思った。私たちが19代目で、ずっと踊り継がれてきた踊りなので、恥ずかしいことがないように頑張って踊った」
また夕方からは100年以上の歴史がある即興舞台、「千手仁和加」の運行が始まりました。例年、千手仁和加は中島町から高原田までの県道沿いだけで運行されてきましたが、今年から神社からの出発に切り替え、約40人の若衆が仁和加屋台を引っ張って各町内を巡りました。
千手俄 若衆講中
「地元の踊り子が踊る姿を我々が盛り上げるというところが見どころだと思う。中高生にも協力してもらい、若手で活気のある俄になると思うので精いっぱい頑張りたい」
まつり2日目は沖立集落のおんな神輿が5年ぶりに復活しました。女衆13人が地元松乃井酒造の酒樽が乗った神輿を担いで町内を練り歩いたあと、子どもたちも加わってよさこいの演舞を神社に奉納しました。
中学1年生
「おんな神輿は保育園の頃から出ている。みんなの仲の良さなどが全部集まって出来ているから楽しい」
沖立おんな神輿会 星名 恵美子 代表
「地域の女性たちが気軽に声をかけ合える仲を作りたかった。ここまで2日間体力的にもきつかったが、みんなで力を合わせてここまでやってきたので、最後に力を振り絞って神輿を上げて踊りも頑張っていきたい」
千手神社奉賛会 白井敏夫 会長
「みんなが裃を脱いで2日間祭りを行って融和を図って絆を強くする。それを原動力にして地域活性化に向かっていく。人口減少が続いているが、それを乗り越えていくような熱気のある祭りにしていきたい」
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