2024年10月17日 14:03更新
SDGsの達成や魅力あふれる地域づくりを目標に、十日町市立吉田中学校の生徒が地元の人たちと協力して開くチャリティーイベント「YOSHIDA祭✕公民館まつり」が13日(日)に開かれ、多くの家族連れで賑わいました。
YOSHIDA祭は社会貢献と共に地域を元気にしようと、吉田中学校の生徒会が企画・運営するチャリティー文化祭で、去年から公民館まつりと合わせて開かれています。
イベントの収益や会場に設けられた募金箱で集まったお金を毎回支援を必要としている団体に寄付していて、今回は能登半島地震の被災地に向けて贈ります。体育館ではフリーマーケットが開かれ、生徒たちが持ち寄った品のほか吉田小学校の児童が作ったチンコロ販売など地域内外から7つの団体が出展しました。
こどもお芋や
吉田中学校 3年生
「こんなにお客さんが来るとは思っていなかったので本当に嬉しい。来た人たちに笑顔を配れるように準備してきたので良かった」
イベントでは、来場者の案内からプログラムの司会進行、無料飲食コーナーのもてなしまですべて生徒たちが担っています。ステージ発表では吉田小学校の「あすなろ太鼓」や「わが里吉田を歌い継ぐ会」など地元の団体も登場し、会場を盛り上げました。
無料飲食コーナー
地元の来場者
「地域の人たちと関わるチャンスは他の地域よりも多いと思うので、親としてもありがたい。私たちも楽しみにしているので長く続いてほしい」
吉田中学校生徒会長 春日 蒼生さん
「先輩のアイデアを受け継いで地域を活性化させる行事として根づかせていきたい。吉田地域としても人脈を広げたり、地域の中で知っている顔が増えていく。それで災害が起きた時も協力できると思うので地域とのつながりを大切にしたい」
イベントには吉田地区内外から家族連れなど約600人が訪れました。吉田中学校によりますと今回集まった募金の総額はフリーマーケットの出店料や売上とあわせ、約8万円にのぼったということです。
吉田地域支援員 山口洋樹さん
「子どもたちが地域と協働することで何が得られるかということをすごくテーマにしている。普段の学校生活のこと以外でも、全部地続きで自分たちの人生にあるということを感じてくれると思う。地域で暮らすこと学ぶこと、関わり合うことも自分ごととして捉えるような環境を地域側から提供できればいいと思っている」
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