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川西高等特別支援学校の全校生徒が縁起物のチンコロづくり

2024年12月06日 10:58更新

師走に入り、年明けの小正月行事に向けた活動です。県立川西高等特別支援学校の全校生徒が5日(木)に、地域の伝統文化に親しもうと縁起物のチンコロ作りに挑戦しました。 

チンコロづくりを体験したのは川西高等特別支援学校の全校生徒46人です。チンコロは、うるち米を粉にした上新粉を子犬や干支の姿に型取って蒸した魔よけの縁起物です。十日町市では1月に開かれる節季市でチンコロが販売されるのが風物詩となっていて、市内外から多くの人が訪れます。

この体験活動は生徒に地域の文化を知って、伝統を受け継ぐ心を育んでほしいと令和2年に始まりました。作り方を教えてくれたのは節季市でチンコロを販売している、障がい者地域生活支援センターエンゼル妻有の職員4人です。

生徒たちはチンコロの歴史や説明を聞いたあと、実際に上新粉を団子状に丸め、ハサミや楊枝を使って子犬の形に仕上げる作業に挑戦しました。

生徒
「難しかった。丸めるのが大変だった。自分なりに上手くできた」
「節季市で見たことがある。チンコロの伝承を大切にして、後世にも残していきたい」

講師 エンゼル妻有 石田明博さん
「代々伝わってきているので、これからも子どもたちにも伝え、伝統を途切れさせないようにこのような行事を大事にしていきたい」

生徒たちが作ったチンコロは2週間ほど校内に飾ったあと、それぞれの自宅に持ち帰って小正月に供えるということです。

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