2025年03月13日 19:22更新
東日本大震災とその翌日に発生した長野県北部地震の犠牲者を追悼するセレモニー「忘れない」が12日(水)、十日町市市民交流センター分じろうで開かれました。
この追悼セレモニーは、市民活動ネットワークひとサポが東日本大震災のボランティアで被災地に行ったことをきっかけに、震災の記憶を忘れずに伝えていこうと毎年開いているもので、震災の翌年から始まり、ことしで13回目になります。
会場の分じろうにはひとサポの会員約30人が集まり、郡市青年伴侶の会の僧侶9人による読経にあわせて焼香をあげて震災の犠牲者に祈りを捧げました。そのあと、分じろうの広場には300個の紙コップで作られたキャンドルに追悼の明かりが灯されました。
参列した小学生
「お祈りをして亡くなった人が悲しくならないようにと思った。地震が起きた時を考えて非常食などの準備をしてみたい」
参列者
「キャンドルが灯ったのを見ると心にぐっとくるものがある。きれいだが震災当時を思い出したり考えてしまう」
市民活動ネットワークひとサポ 渡貫文人 理事長
「実際にボランティア活動に行き、震災のことを忘れないでと言われたことが耳に残っていて、震災のことを忘れないようにみんなで追悼をしようと思ったことがきっかけだった。石巻産のワカメも震災復興を後押ししたい思いから始めた。東日本大震災だけでなく、最近はいろいろな災害があるので、このセレモニーをきっかけに考えてもらえる事が1番だと思う」
セレモニーのあとは震災復興支援として、宮城県石巻市で採れたワカメの販売や味噌汁が振舞われました。
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