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ことしで44年の歴史に幕 十日町小唄日本一優勝大会

2025年09月29日 19:13更新

新潟県を代表する民謡「十日町小唄」の歌い手が自慢の歌声を競う全国大会が道の駅クロステン十日町で28日(日)に開かれました。昭和57年に始まり44年の歴史があるこの大会も出場者や観覧者の減少により今回で最後の開催となりました。

この大会は、昭和4年に「明石ちぢみ」のコマーシャルソングとして作られた十日町小唄を多くの人に普及させようと昭和57年から毎年開かれてきました。

しかし、大会への出場者や観覧者が年々減少してきたことを受けて、主催団体では今年の大会で最後の開催にすることを決めました。最後のコンテストには少年少女の部に7人と一般の部に53人、このうち十日町市からは5人が出場しました。

審査の結果、少年少女の部は、去年優勝した愛知県西尾市の村田りあさんの弟で小学5年生の村田零能さんが優勝しました。

少年少女の部優勝 村田零能さん
「去年は姉に優勝を取られて悔しくてくじけたけど、この大会で優勝できてよかった。十日町小唄の優しく歌うところとか裏声の置き方が難しく、裏声にすると声が小さくなって声量がなくなるが、成功したらうまくいくのでそういうところが好き」

一般の部では、第10回大会で優勝した剣持洋子さんの娘で、愛知県名古屋市でエステティシャンをしている剣持麻美さんが自身3回目の挑戦で初めて優勝を手にしました。

一般の部優勝 剣持麻美さん
「まさか優勝できるとは思っていなかったので、ビックリしたがすごくうれしい。大会がなくなるのはさみしいのひと言。また大会が復活して歴代チャンピオンでならんで歌う機会があったら良い。また母と一緒に歌えたら夢のよう。もっと十日町小唄を勉強して、また全国大会に挑戦して十日町小唄を広めていきたい」

一般社団法人十日町市観光協会 原田千佳子 副代表理事
「今回は10回以上出場の人やたくさんの人に来てもらってありがたかった。十日町小唄が歌い継がれてきたのは踊りと歌のセットが特徴で、県外からの参加など長いつながりがなくなることで影響は出ると思うが、それぞれの地域で歌い継がれていってほしい」

大会の結果は以下の通りです。

■少年少女の部
優勝 村田零能 愛知県西尾市 162.0点
準優勝 林桜子 富山県高岡市 161.0点
第3位 吉岡愛 小千谷市 158.5点

■一般の部
優勝 剣持麻美 愛知県名古屋市 162.3点
準優勝 高見春代 熊本県菊池郡 161.7点
第3位 小林成美 新潟市 161.4点

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