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アートで笑顔と元気を生み出そう!十日町病院でモザイクアートを作って飾るイベント

2025年10月01日 15:01更新

芸術を通じて患者や家族、医療従事者の不安を減らし、心を穏やかにする「ホスピタルアート」の輪を広げていこうと、県立十日町病院で院内通路に展示するモザイクアートの制作イベントが27日(土)に開かれました。

ホスピタルアートとは医療の現場でアートを通じて患者や家族、医療従事者の不安やストレスを軽減し、痛みの緩和や過ごしやすい環境を生み出す芸術活動です。

十日町病院ではこのホスピタルアートの輪を広げていこうと、去年の大地の芸術祭にあわせて医師や病院スタッフなど8人がアート部を立ち上げ、1階の院内通路に木製パネルを使ったモザイクアートを飾るイベントを開きました。

新潟県立十日町病院 角道祐一 副院長
「いろいろな処方があるが、医療という処方以外の側面から何か処方と考えた時に、アートは不思議な力があるので、患者や家族、われわれスタッフに癒しを提供してくれると思う」

今回は2度目の活動で、十日町市や津南町、南魚沼市から訪れた23人が参加しました。用意されたのは十日町産の木材を加工した幅15㎝の六角形のパーツ約120枚です。参加者はそこに絵の具や色鉛筆を使ってそれぞれの大切な人やペットの似顔絵などを描きました。

十日町市から
「母からお互い描きあおうと話があって描いている。廊下を通った人が暖かい顔になってもらえるように描きたい」

制作会場では気分転換を図ってもらおうと実際の入院患者4人も絵のモデルとして招かれ、和気あいあいと過ごす姿も見られました。また今回は事前に十日町看護専門学校や妻有地域の4つの高校などにも木材パーツの制作を依頼していて、届いた55枚を含めて完成品を通路のボードにはめ込み、モザイクアートを仕上げました。

新潟県立十日町病院 角道祐一 副院長
「ここで足を止めて、いろいろな人の作品を見て、『病院が明るくなった』『癒やされる』という声が聞かれ、やってよかったと思うし、今後も続けていきたい。病院は『できれば行きたくない』『冷たい感じがする』というイメージが先行しがちだが、十日町病院に行ったら『おもしろい作品がある』などいろいろな人に十日町病院が信頼されて、安心して受診してもらえる病院になっていきたい」

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