2025年11月12日 12:01更新
地域ぐるみで少子化を食い止め、子育てを応援する取り組みが芽生えています。下条地区振興会では9日(日)、今年度上半期の間に子どもが産まれた5つの家庭にそれぞれ「子ども誕生お祝い事業」として1万円を贈りました。
下条地区振興会では少子化を食い止め、子育て世代を応援していこうと、新生児が産まれた家庭に1人につき、1万円を贈呈する事業を地域独自で2年前から始めました。
1年間を上半期と下半期の2つの期間に分けて、これまでに4回、延べ19人の子どもが生まれた世帯に振興会の予算から工面してお祝い金を贈ってきました。
下条地区振興会 上村栄市 振興会長
「小学校では学年の人数が2ケタギリギリくらいの状況が続いている。この取り組みがすぐ少子化対策になって、子どもが増えるとは当然いかない。『子どもを下条で産んでくれてありがとう』という取り組み。地域としても喜んでいることが伝わればいい」
5回目となった今回、お祝い事業の対象となったのは今年の4月から9月までに新生児が産まれた下条地区の5世帯で、このうち贈呈式には3家族が参加しました。
対象者
「子育てはとてもお金がかかるのでありがたい。上の子の時はまだこの事業はなかった。下条地区でそういうことをしてくれるのはとてもありがたいし、嬉しい。こういう事業が十日町市全体に広がると、子どもも増えていくのかなと思う」
贈呈式では子育ての知識や感染症の予防法について情報を交わす時間も設けられ、参加者たちは子育ての悩みを共有しながら親交を深めていました。
下条地区振興会 上村栄市 振興会長
「子どもたちを育てやすい地域になるようにいろいろな取り組みを振興会でもやっていきたい。若い人たちが少ないし、子どもたちも少ないという今の時代の流れの中で、地域としてうれしいという気持ちを地域の人たちにもPRしながら、子育てがしやすい地域づくりの一環になればいい」
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