2026年02月11日 09:00更新
子どもたちが地域の人と連携して栽培した米や野菜を販売する活動が評価され、十日町市立吉田小学校がキャリア教育の優良学校として今年度の文部科学大臣表彰を受賞しました。
吉田小学校は新潟県教育委員会から課題に挑戦するための姿勢や方法を学ぶ「アントレプレナーシップ教育」の推進モデル校に指定され、子どもたちが農作物を栽培し、自ら販売まで行う活動を2年前から取り組んでいます。
提供:吉田小学校
今年度は地元の農家からアドバイスを受けて全校児童26人でサツマイモとコシヒカリを育てると同時に、収穫したものをどう活用するか、地元のデザイナーや販売員の意見を参考にしながら、パッケージデザインや販売方法まで児童たち自ら考えてきました。
提供:吉田小学校
吉田小学校 北野稔 校長
「体験活動は以前から行っていたが、それをアントレプレナーシップ教育の観点に合わせて、どういう教育をしたらいいか教師が把握して、子どもたちに力がつくように意識して活動をしてきた。子どもたちが主体的になって、まずは子どもの考えを生かして活動を作り、その活動が実現して達成感を感じてきた。子どもたちがのびのびと主体的に活動に取り組む力がつき、たくましくなってきていると一番感じている」
今回児童たちが販売を行ったのは6日(金)に吉田クロスカントリー競技場で行われたスキーのインターハイ会場です。テントには児童手作りの看板やポップを並べ、1・2年生は収穫したコシヒカリの米粉を使って作った「ちんころ」を100個、3・4年生はサツマイモを使った「干しいも」を140個、5・6年生は1㎏の「1等米コシヒカリ」100袋を、元気なかけ声と共に手売りしていきました。
完売には至りませんでしたが、お客さんの足は途絶えず、予定より販売時間を30分延長するほど大盛況となりました。
1年生 ちんころを販売
「いっぱいちんころを買ってもらえてうれしかった。買ってくれる人が良い気持ちになれるように作った」
3年生 干しいもを販売
「いろいろな大人たちが協力してくれて、おいしい干しいもが作れたので、みんなが愛情を込めて作ったことをアピールしながら売っている。(ポップを作るときに)キャラクターが1人だと寂しいから、3人描いて賑やかなPOPを作った。売る人の気持ちは分からなかったけど販売してみて、買ってくれる人がいると売る側はうれしいんだと分かった」
保護者
「小規模校でどうかなと思うときもあったが、先生たちの取り組みや地域の人の協力のおかげで、小規模校の良さを前面に生かした教育をしてくれるのでありがたい。人との関わりがすごく大事だと親として見ていて思った」
こうした活動が「地域と連携した特色ある教育」と高い評価を受けて、吉田小学校は1月にキャリア教育の優良学校として文部科学大臣表彰を受賞しました。
吉田小学校 北野稔 校長
「昨年度から取り組んできたアントレプレナーシップ教育の成果を認めてもらえ、子どもたち・地域の人・保護者から支えてもらってとてもいい活動ができた。いままで培ってきた教育を来年度も引き継いで、地域の人・保護者と一緒に盛り上げていきたい」
なお、この日の売り上げは約7万9千円になり、児童たちが利用方法を考えて学校活動に活かしていく予定です。
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