2025年12月15日 16:00更新
第33回全国中学校駅伝大会が14日(日)に滋賀県で開かれ、新潟県の代表として出場した十日町市立南中学校の女子は目標としていた入賞には一歩届かなかったものの、ライバルの長野県代表を抑えて17位となりました。
全国中学校駅伝大会の女子の部には都道府県予選などを勝ち抜いた48チーム、約370人が出場しました。滋賀県の希望が丘文化公園を会場に、陸上競技場と起伏のある芝生ゾーンを周回する12㎞のコースを5人でタスキをつなぎます。2年連続、5回目の出場となった南中学校は8位入賞を目標に掲げて練習を重ね、去年の全中駅伝を経験した3人を含む、県大会と同じ出走メンバーでレースに挑みました。
1区 蔵品和花(3年)
1区を任されたのは去年もこの区間を走ったチームのエース、3年の蔵品和花です。レース序盤は先頭に食らいつく力強い走りを見せますが、全国のエースたちがひしめく中で、徐々に集団から引き離され、33位で2区の3年、田村爽にタスキを託します。
2区 田村爽(3年)
田村は区間17位ながら安定したペースで走り、7人を追い抜きました。続いて、県大会・北信越大会で区間賞をとって調子を上げていた3区の2年、髙橋愛希生も区間トップから16秒差となる区間9位の快走で2人を追い抜き、タスキは4区の2年丸山友奈へ。
3区 髙橋愛希生(2年)
4区 丸山友奈 (2年)
丸山も区間9位のタイムで5人追い抜き、順位を19位まで上げ、アンカーのキャプテン村山椛にタスキが託されます。去年の全中駅伝で出走メンバーになれなかった悔しさをバネに1年間着実に力を伸ばしてきた村山は2人を抜き、最後の大会を花道を飾る走りを見せて、チームはトータルタイム44分20秒の17位でフィニッシュ。
5区 村山椛(3年)
去年の全国15位の記録は更新できませんでしたが、北信越大会では大きくリードを許したライバル、長野の三陽陸上クラブを2秒差で抑え、南中女子はこの大会、北信越地域で最高順位となりました。
3年 蔵品和花さん
「全国の早いチームの人たちと戦うことができていい経験になった。最初は集団について行ってたけど、実力的について行けなかった。そこからみんなが順位を上げていってくれて、10番台で最終的にゴールできてよかった」
3年 村山椛 キャプテン
「やはり入賞というのは簡単ではないと思ったし、昨年よりも順位が落ちてしまい悔しい。みんなの思いも背負って走っているので少しでも前に出ようと頑張った。すごくつらいこともあったけど、この仲間で一緒に楽しく頑張ってこられてよかった」
南中学校が挑んだ全中駅伝の様子は、年末12月28日(日)からのJCVの番組「めごSTEP」で放送します。
Copyright (C) 2025 十日町タウン情報 All rights reserved.