2025年12月19日 15:04更新
特殊詐欺の被害防止などの防犯活動を強化しようと、制服警察官が地域のコンビニエンスストアを定期的に巡回して情報共有をはかる「コンビニサポートポリス」の取り組みが18日(木)十日町署管内で始まりました。
コンビニサポートポリスは制服警察官がコンビニに定期的に立ち寄って、店員に最新の犯罪手口などを伝え、防犯の呼びかけや見回りを強める取り組みです。店員が警察官に相談しやすい関係をつくることで、特殊詐欺や万引きなど犯罪のサインを見逃さず、被害を未然に防ぐ狙いがあります。
コンビニサポートポリスの導入は十日町署が県内で6番目となり、管内23か所のコンビニエンスストアが巡回の対象となります。開始式では署員とコンビニ担当者との顔合わせが行われ、地域の安全安心を守っていくことを確認しました。
ファミリーマート 津南町下船渡店 桑原由紀子 店長
「今までは警察官が店舗に来ることが少なかった。夜勤も女性が働くことが多くなったので安心。特殊詐欺については、お年寄りにプリペイドカードを購入する理由を尋ねると『よく分からないけど買ってこいと言われた』という感じ。また若者や酒酔いのお客様が店舗前でたむろしている時にどう対応したらいいか分からない。店員が声をかけると騒動につながることもあるので、できれば警官が見回ってくれるとうれしい」
十日町署管内のことしの刑法犯認知件数は10月末現在131件でこの半数以上の75件が窃盗となっています。また特殊詐欺は6件発生していて、被害額は2458万円にのぼっています。コンビニサポートポリスは原則、毎日制服警察官がパトカーに乗って昼夜問わず店舗に立ち寄り、「見せる警戒」として犯罪の抑止にあたります。
十日町警察署 山崎真吾 署長
「警察の制服の力は非常に大きいもの。警察がお店に立ち寄ることが犯罪の抑止につながると期待している。警察の目線だけでなく店員の目線も加われば、少しでも犯罪の抑止になると思う。コンビニエンスストアの安心安全をきっかけにして、今まで警察が続けている各種活動の質が更に上がれば望ましいこと」
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