2026年08月31日 17:08更新
地元の民話「三九郎狐」にちなんで、キツネの格好をしながら松代 田野倉集落を巡るファンランイベント、「キツネ田野倉ン」。29日(土)は雨脚の強い中、30人の参加者が揃いの黄色いTシャツで3㎞の里道を駆け回りました。
「キツネ田野倉ン」は人にいたずらを仕掛けて同じ所をグルグル回らせるという地元の民話「三九郎狐」にちなんで、キツネの仮装をして集落を巡るファンランイベントです。コースは田野倉を1周する3㎞と短めの1㎞があり、走った順位のほか、仮装の出来栄えや友達、家族を連れての参加など、イベントの盛り上げに貢献した人も表彰されます。
このイベントは2015年の大地の芸術祭をきっかけに始まり、20年以上この地と関わりのある名古屋工業大学の石松丈佳教授と、環境に根差したデザインを学ぶ石松研究室の学生たちが主体となって地域の協力を得ながら企画・運営を行っています。
石松研究室 キツネ田野倉ン プロジェクトリーダー 沼田玲佳さん
「私にとって、ちょっとしたときに思い出して心が温まる絶対に戻ってきたいと思える場所。去年ビュースポットを設定して田野倉の魅力を伝えようとしたけど、書いてあっても設置されていない『かかし』や、使われなくなって荒れている田んぼなどが目立った印象だった。魅力も課題にも目を向けてもらうため、立ち止まって見てもらえるようにスタンプラリーを考えた」
記念となる10回目を迎えた今回はあいにくの雨模様でしたが、市内外から30人が参加し、全員が3㎞コース選択。さらに棚田などが広がる原風景をより楽しんでもらおうと、今回から絶景ポイント5か所にスタンプが設置され、参加者は事前に配られたうちわにスタンプを集めながら、走ったり歩いたりして里道をめぐりました。
1位の高校生
「最後の最後まで2位の人とどっちが勝つか分からなかったけど、地元のために1位を取れてよかった。ずっと続いてほしいし、地元の学生として友達をつれてきたり、いろいろな人に来てもらってみんなで楽しくできたらいい」
地元から参加
「あいにくの雨で残念だったけど、大勢の人に集まってもらってうれしい。足が動くまでは頑張る!」
名古屋工業大学 石松丈佳 教授
「この雨で、中止や1㎞のショートコースのみの開催も考えたけど、皆さんのやる気が勝って例年と同じように開催ができたのですごくよかった。学生主導で段取りなどを行っていて、ノウハウが蓄積されていると感じる。私の関わりも希薄になってきているのも学生の成長を感じる。これからも活動を続けて、限界化の防止や減少率の低下に役立てたらいい」
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