2026年10月26日 14:31更新
新潟県の原子力防災訓練が行われ、柏崎刈羽原子力発電所から半径30㎞圏内の避難準備区域、「UPZ」に含まれる下条地区の住民が避難方法やスクリーニング検査、簡易除染などの手順を確認しました。
この訓練は柏崎市を中心とした震度6強の地震により、原発から放射性物質が放出され、UPZ内に住む地域住民の一時移転が必要になった状況を想定して行われました。
十日町市でUPZに含まれるのは、下条地区、川西地域の橘地区、仙田地区、上野地区の一部、松代地域の峰方地区と山平地区の一部で、対象住民は約5500人です。
今回の訓練には、下条地区の自主防災連絡協議会を中心とした各町内の代表28人が参加し、屋内退避のあと合わせて3台の避難用バスに乗り込み、クロステン十日町の駐車場を訪れました。
ここでは放射性物質が付着していないか調べる「スクリーニング検査」がマイクロバスや住民に対して行われ、検査で基準値を超える放射線量が確認された箇所には、拭き取りによる簡易除染が行われました。
この除染方法はウェットティッシュで1方向に拭き取ることが有効で、汚染が広がらないように同じ物で何度も拭かないことが重要です。
下条地区自主防災連絡協議会 上村栄市 会長
「簡易除染は職員に言われたとおりやっただけだが、難しさや大変さは感じなかった。実際に災害が起きたらどうなのかは見えないところがあるし、雪がある時はどうなるのか見えないところがある。災害が起きないことを祈るばかりだが、万が一起きた場合の整備を進めてもらいたい」
十日町市防災安全課 阿部善明 課長
「自分の身に起こってみないと他人事のように思ってしまうかもしれないが、全国的に災害が起きている中で『明日は我が身』と感じてほしい。実際いざとなったら自分の身は自分で守ることが基本です。防災の知識はUPZ内の住民だけでなく、皆さんが周知しておくべき事で、日頃からいざとなったらどういう行動をとらないといけないか、分かっていてもらいたい」
【原子力災害が起きた場合】
実際に原子力災害が起きた場合に大切な事は「屋内退避」です。
①建物の中に入り窓を閉める
②換気扇などの外気を取り込むものを止める
③テレビや防災行政無線などで最新の情報を確認する
④避難の指示が出た場合はそれに従って行動する
あらかじめ避難経路や手順を確認しておくことも大切です。詳しくはことし6月に各家庭に配布された「十日町市防災ガイドブック」をご確認ください。
また県では避難所の受付ができる「新潟県避難所アプリ」の登録を呼びかけています。
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