2024年07月31日 10:00更新
NPO法人市民活動ネットワークひとサポの令和6年度活動説明会が25日(木)、市民交流センター分じろうで開かれました。今年度は今まで以上に「移住者」や「高校生」に積極的にアプローチする活動を行っていきます。
市民活動ネットワークひとサポは、個人や団体の絆をつないで十日町市を活性化させようと有志が集まって2011年に発足しました。2015年にはNPO法人となり、十日町市の施設「分じろう」と「十じろう」のほか、まちなかステージ立体駐車場の指定管理者として管理と運営を行っています。また毎月10日に本町通り一帯で行われる「とおか市」をはじめ、さまざまな市民交流活動やイベントを年間を通して企画しています。
今年度のひとサポは「こども」「学生」「まちづくり」「大地の芸術祭」の4つのプロジェクトで活動していきます。このうち学生プロジェクトでは昨年度に引き続き、11月に「まちなか✕GAKUENSAI」や12月に「高校生歌うま選手権」を開催するほか、まちづくりプロジェクトでは新たな地域間交流として、東京都荒川区のジョイフル三の輪商店街との交流事業を展開していきます。大地の芸術祭プロジェクトでは、芸術祭に関わる人を招いた雑談会を毎月第1水曜日に開いていて、こちらは誰でも参加が可能です。
大地の芸術祭プロジェクトリーダー 樋口 道子さん
「当初どんなことで芸術祭がスタートしたか、大変だったことを今の人たちにも伝えたいので、雑談会を月1回始めた。雑談会に来ている人たちは、大地の芸術祭に関わっている人たちが多い。もう少し市民に芸術祭を理解してほしい、知ってほしいという思いで始めたが、今のところ市民に来てもらうのが難しいので、どういう風に市民に伝えここに足を運んでもらえるようになるのかを1番考えている」
また、ひとサポでは新たな事業として、十日町市移住コンシェルジュのプロジェクト「TSUMALIB(つまりぶ)」との連携を今年7月から始めました。十じろうでコンシェルジュとの無料相談ができるようになったほか、イベントなどでも連携を行っていきます。
TSUMALIB 小海 航さん
「今年度から雪国探求委員会で高校生の探究活動の促進の拠点として市民活動センター十じろうより活動していく。TSUMALIBの活動を通して、高校生や十日町に移住した人、これまで市民活動に関わりのなかった人もより多く市民活動に関わっていけるように新しい熱を十日町に巻き込めるようにしていきたい」
ひとサポでは、こうしたプロジェクトを進めていく上で、今年度の活動コンセプトを「ホットスポットを創ろう!」とし、これを実現するために「接触頻度を増やす」という行動指針を打ち出しました。
市民活動ネットワークひとサポ 渡貫文人 理事長
「やってみることがすごく大事だと思っている。我々は民間なのでチャレンジすることが大事だと思っている。我々のミッションにある人と人、団体と団体を結ぶということで、この団体と市民をつなげたらよりおもしろくなるのではないかなど、いろいろなことを模索しながら多くの団体の人たちと関わることを念頭に置いて活動している。今後もやっていきたいし、皆さんからいろいろな知恵をいただきながら、十日町がよりよい所になれるように頑張っていきたい」
関口芳史 市長
「これまでの十日町市の地域活動や市民活動は、地域での縦の地区や地域の中での活動がメインで、政策や思いを1つにする人たちが集まった横のつながりが弱かったと思う。ひとサポは1つのことを地域性に関わらずに頑張ろうという人たちの活動を結びつける民間支援組織的な活動をしている。中心にひとサポにいてもらい、これからも頑張ろうという人たちの集まる場所となって、自分を表現したいという市民のニーズがしっかりと受け止められるものとなってもらいたい」
Copyright (C) 2024 十日町タウン情報 All rights reserved.