2026年03月02日 14:17更新
十日町市下条地区に伝わる民謡「新保広大寺節」を代々学んでいる下条中学校の1年生が、3月18日の発表会に向けて、踊りの稽古を励んでいます。
「新保広大寺節」は下条地区発祥の民謡で、市の無形民謡文化財に指定されています。江戸時代中期に下条地区の「広大寺」と織物問屋の「最上屋」が信濃川にある中州の所有権を争った時に、最上屋が広大寺への悪口を歌にしたことがきっかけで生まれ、「津軽じょんがら節」など各地の日本民謡のルーツになったともいわれています。
下条中学校では毎年1年生がこの踊りを学ぶ活動を40年以上にわたって続けていて、今年度は12月から21人が先輩の2年生から振り付けを教わり始めました。27日(金)は新保広大寺節保存会の6人が学校に訪れ、6つの曲の中で最も基本的な動きとなる「新保広大寺」と、床にひざを付く振り付けが特徴の「六方広大寺」の踊りを指導しました。
1年生は足の開き具合や手を置く位置など、踊りをきれいに見せるコツを1時間にわたってベテランたちから教わりました。
1年生リーダー
「六方広大寺を練習しているみんなと一緒に練習して完璧にしたい。最初は下条の伝統的な踊りと知っていたが、まさか自分たちが踊るなんて、6年生の時は思っていなかった。今踊る機会ができて踊れてうれしい」
1年生リーダー
「踊りは難しくて先輩の皆さんがすごいと思う。初めや最後のあいさつで、迫力を出すところを見てほしい。年々引き継がれているので、これからの中学生になる皆さんにかっこいいと思ってもらえるようにやっている」
1年生の練習の成果は保護者や下条小学校の6年生を招いて3月18日(水)に開かれる発表会で披露されます。
新保広大寺節保存会 藤巻誠 会長
「学校の教育の中に取り入れてもらっていることがありがたい。目がキラキラ輝いていて、本気で覚えようという意欲が伝わってきてうれしい。十日町の文化、下条の文化財として地道に地域に根ざして着実に伝承していきたい。当日は一生懸命、切れよく教えてもらったことをまっすぐそのまま表現してもらえればいい」
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