2024年10月01日 16:35更新
10月13日(日)に十日町市立吉田中学校で開かれるイベント「YOSHIDA祭」で焼き芋を販売しようと、地元の児童たちが300㎏を超えるサツマイモを9月28日(土)に収穫しました。この活動では、子どもたちが生産の苦労と一緒に社会の中での経済の仕組みを学びます。
サツマイモを収穫したのは十日町市立吉田小学校の1年生から6年生までの有志22人です。この活動は吉田公民館と吉田地区青少年育成会が5年前から共同で取り組んでいる「吉田こども起業塾」の取り組みです。サツマイモの栽培から加工までの苦労と共に、販売で得た利益を子どもたちに分配することで経済の仕組みも学んでもらう狙いがあります。収穫したサツマイモは10月13日に吉田中学校で開かれるイベント「YOSHIDA祭」で焼き芋にして販売します。
十日町市教育委員会 吉田公民館 斉木和幸 副館長
「まずは収穫の喜びを感じてほしい。これから子どもたちで焼き芋にして販売するわけだが、実際に作ったものが頑張って収穫して加工して売ることで、お客さんに喜んでもらうという体験をしてもらいたい」
参加した子どもたちは5月下旬に、約2.3aの畑に紅はるかの苗を植えつけ、8月には畑の草取りも行ってきました。この日は、市内で干し芋の販売を手掛ける「women farmers Japan(ウーファ)」の指導を受けながら、子どもたちが芋掘りに臨み、2時間ほどかけて約340㎏を収穫しました。
吉田小2年生
「重い。この大きいやつが1番重たい」
吉田小3年生
「前に(YOSHIDA祭で)焼き芋を買えなかった人が多かったから、多くサツマイモができてよかった」
吉田小6年生
「一生懸命育てたので、食べる人には『これおいしい!また食べたい!』という気持ちで食べてほしい」
子どもたちはイベント当日の販売ブースにも立ちます。収益は経費を除いて参加者全員に分配され、それぞれの夢や目標につながるお小遣いとして役立てられます。
women farmers Japan株式会社 佐藤可奈子 代表
「ただの芋体験ではおもしろくないと思い、実践的な栽培、加工、販売をして出た利益を通じて自己投資するという経済やお金を学びながら自分の夢を叶えるということを実践的に出来たらいいと思い企画した。売っているときは、頑張ってたくさん売るが、そこからかかった金額があることを理解できるのが醍醐味」
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