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全国大井田同族会 大井田修名誉会長の遺骨を神宮寺に分骨

2024年11月25日 14:57更新

十日町市にルーツがある鎌倉時代に活躍した武家一族、大井田氏の全国同族会発足に尽力した大井田修名誉会長が今年9月に亡くなり、故人の遺志を叶えて、大井田氏発祥の地である神宮寺墓所にある大井田廟で23日(土)、分骨式が営まれました。

大井田氏は鎌倉時代中期に現在の中条地区に移り住んだ武家一族で、大井田城を拠点に鎌倉幕府倒幕などで功績を残したとされています。平成3年に全国にいる大井田姓の子孫たちが発祥の地である十日町市に集うサミットが開かれたのをきっかけに全国大井田同族会が結成されました。

この中心となり、同族会の初代会長に就いたのが東京都中央区に住み、医師を勤めていた大井田修さんです。同族会と中条地区との交流を深めたほか、中条中学校の生徒を対象に大井田氏の功績にちなんでスポーツや文化活動で活躍した生徒を毎年表彰する「大井田賞」の創設などに尽力しましたが、今年9月27日に95歳で亡くなりました。

大井田修さんは生前、大井田氏発祥の地である十日町市に遺骨を分ける希望を残していて、この日は神宮寺墓所内の大井田廟で修さんの親族や十日町市役所、親交のあった中条地区の関係者など26人が参列して分骨式が営まれました。

神宮寺 竹内俊道 住職
「全国大井田同族会の設立以来、先祖の伝承と会員拡大に努めて来られた。さらに大井田 中条地区の方々との縁を深め親しく交流をされて支援されるとともに、地域に誇りと歴史の大切さを教えてもらった」

長男 大井田基さん
「父は十日町の町と人々、大井田同族会の人たちみんな大好きで、ここに分骨できてある意味ホッとしていられるのでよかった。いろいろと発展するように考えてやってきたので、これからも活動を続けていきたいと思っている」

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