2025年01月10日 17:03更新
松代地域と長年交流を続ける東京都世田谷区で開かれる「新年子どもまつり」に恒例の雪のアクティビティを用意しようと、松代総合体育館で新雪を届けるための搬出作業が10日(金)に行われました。
松代地区と世田谷区の交流は公民館事業で地元の中学生が世田谷の祭りに参加したことをきっかけに、昭和61年から始まりました。平成5年からは毎年、松代地区から世田谷区に雪をプレゼントしています。今年も12日(日)に開かれる新年子どもまつりに向けて、松代総合体育館の屋根から落ちた雪を贈ることになり、トラック3台に約30tが積み込まれました。
雪を積んだトラックは11日(土)の早朝に十日町市を出発し、世田谷区には正午頃に届く予定です。子どもまつりでは松代支所の職員や地域おこし協力隊のほか、世田谷区のスポーツ推進員など約30人が作業にあたって、長さ20mの雪の滑り台とかまくらを作ることになっています。
去年の様子
松代支所によりますと、去年開催された子どもまつりには過去最高の約3万8000人が訪れ、雪の滑り台は約2.5時間待ち、かまくら体験は約1.5時間待ちの行列ができたということです。
十日町松代支所 樋口彰 支所長
「毎年継続して繋げてきたことが、世田谷区民との信頼関係に築けている。都市と地方との新しい関係づくりが雪によって密接につながってきてくれていることが大きい。子どもの頃、雪の滑り台を体験して楽しかった記憶がある人が親になり、自分のこどもにも体験させたいと親子でこのイベントに参加してくれていることが大きな力になってくれている」
また、このイベントで使い終わった雪は世田谷区内の小学校に運ばれて児童の雪遊び体験に活用されます。
第46回 新年子どもまつり
■日時:1月12日(日)10:00~15:00
■会場:世田谷公園(東京都世田谷区池尻1-5-27)
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