2023年09月13日 16:07更新
十日町市六箇山谷にある「藍匠の農園」で、9月末からサルナシの収穫がはじまります。今年は、猛暑と水不足の夏でしたが、出来具合はどうなのでしょうか?
十日町市六箇山谷にある藍匠の農園では、3ヘクタールの敷地にキウイフルーツの仲間の果物サルナシ、4種類5000本を栽培しています。
藍匠の柳幸雄さんは以前、呉服販売と観光用の山菜農園を営んでいましたが、35年前、地元の六箇山谷に自生していたサルナシに注目し、桑畑を開拓して挿し木をして増やしてきました。今では年間3トンを出荷しています。
今年は夏の高温と水不足の影響で全体的に実は小ぶりだということです。しかしその分、味が濃くなり、糖度も高くなっているのではと柳さんは期待しています。
サルナシは栄養価が高く、ビタミンCやEが多く含まれる他、ポリフェノールや鉄分も多く、美容にも効果があるとされています。藍匠のサルナシはジュースやお茶、ジャム、健康食品などの加工用以外に化粧品メーカーにも出荷されています。
柳幸雄さん
「大学の研究で、生活習慣病に効果を発揮すると話題になっている。全国サルナシサミットが十日町で行われる、地元の人から知ってもらい、ここから全国に発信したい。ぜひ味わってください」
収穫は今月末から11月頃まで続き、県内の加工メーカーなどに出荷されます。農園ではサルナシの摘み取り体験もできます。詳しくは、株式会社 藍匠で検索してください。
10月14日(土)と15日(日)にはラポート十日町で「全国さるなし・こくわサミット」が開催されます。サルナシのペーストを使ったお菓子やスイーツの販売も行われるということです。
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