2025年02月04日 14:59更新
昨年末、十日町市と姉妹都市を結ぶイタリアのコモ市に2週間の交換留学に派遣された根津梨々花さんと吉越千紘さんの帰国報告会が3日(月)に十日町商工会議所で開かれました。
イタリアのコモ市に交換留学したのは、十日町産業文化発信館いこてに勤務する根津梨々花さん22歳と中央大学2年生の吉越千紘さん19歳の2人です。十日町市とコモ市は互いに絹織物の産地として交流を深めようと1975年に姉妹都市を結び、2006年からは両市で若者の交換留学を行っています。
帰国報告会では根津さんと吉越さんが去年の12月19日から2週間、現地の家庭でホームステイをした経験や感想を語りました。根津さんは、リゾットなどの日本とは違うお米の調理法が印象的だったと話し、「飲食店では接客の違いを学べた」と発表しました。
根津 梨々花さん 接客の違い
「日本にいたらちゃんとしないといけないとか、丁寧にしないといけないという思いが強いが、イタリアはフレンドリーな接客をしていた。ウインクを返してくれたり、日本ではありえないようなことが体験できた。日本でしたら大丈夫かと思われそう」
一方、吉越さんは、「日本とイタリアのクリスマスの過ごし方の違いが興味深かった」と日本との文化や価値観の違いや教会に出かけた経験を話しました。
吉越 千紘さん
「皆さんクリスマスを祝うために仕事を頑張って、クリスマスに休みを取り盛大に祝う感じだった。クリスマスは朝から教会に行って演奏を聴いたり、たくさん料理を作るが、その中でクリスマスだけ食べられるものがあり、日本とはクリスマスの重要度が違うと思った」
十日町コモ姉妹都市交流協会 西方勝一郎 会長
「今回の留学を機により大きく視野を広げて、今回留学したことに広く恩を感じてもらい、これからの人生に生かしてもらえれば。すばらしい人間になると思うし、十日町の発展にもつながる」
根津さんと吉越さんは今年の8月にホストファミリーとしてコモ市からの留学生を受け入れます。
根津 梨々花さん
「イタリアを出る時にホストファミリーに『私たちのファミリーの一員だからいつでも来ていいし、私たちが日本に行った時はよろしく』と約束を交わしたので、これからも交流が続くといい」
吉越 千紘さん
「今回交換留学をしてなかなかできない貴重な体験をさせてもらったので、今後派遣される人にも楽しさを味わってもらいたい」
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