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読書好きを増やすには?十日町情報館で恒例の図書委員会サミット

2025年07月30日 18:05更新

学校の読書活動を活発にしようと、妻有地域の小中学校の図書委員が集まってそれぞれの取り組みを紹介しあう「図書委員会サミット」が29日(火)、十日町情報館で開かれました。

このサミットは十日町市と津南町の小中学校から図書委員の代表が集まって、学校の図書館の本の管理や貸し出し方など各学校の取り組みを意見交換しそれぞれの活動に役立ててもらおうと毎年開かれています。

ことしは29の小中学校から54人の児童・生徒が集まりはじめに代表校の中里中学校と下条小学校の取り組みを聞きました。

中里中学校では本を借りるときの参考にしてもらおうと、図書委員がおすすめの本を紹介するPOPを作り、あらすじを載せてイラストを描いたりカラフルにデザインするなど目立つ工夫を凝らしました。

また下条小では校内に貼られた本にまつわるクイズに答えていく「読書ウォークラリー」を恒例イベントにしています。

クイズの内容は各学年にあわせて図書委員会が作っていて、参加賞や全問正解者への特典も設けています。難しい問題の前では仲間同士で本について語り合う様子も見られたそうです。

このあと参加者は8つのグループに分かれて、それぞれの委員会で取り組んでいることを発表しあいました。

西小の児童
「自分の学校にはない活動を知れてやってみようと思った。図書室のキャラクターを作ったり、リクエストボックスを置きたい。本が苦手の人でも図書室には絵本があるので、上の学年だからと言って絵本を読まないのではなく、はじめは絵本から読むことも良いと思う」

下条中の生徒
「小学生もたくさんの人から本を読んでもらうために、それぞれ努力していることがすごかった。いろいろな人と意見交換できることが楽しかった」
「教室に学級文庫を作って、身近に本を置くことでたくさんの人に読んでもらえるようにしている。ポップ作りをやってみたい。たくさんの人が本を読むようになってほしい」

サミットの参加者には読書推進リーダー証が贈られ、今回の意見交換を生かして2学期以降各校での図書活動の改善に取り組みます。

教育文化部 瀧澤 貞夫 指導主事
「バラエティーに富んだ活動が増えてきた。感心したことを学校へ持ち帰って教員と相談しながら、子どもたちが発想する活動が増えてきているので成果になっている。わざわざ図書室に行かなくても手を伸ばせばそこに書籍がある空間を子どもたちが作っていってくれると良いと思う」

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