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「やわ肌ねぎ」の1億円産地化目指して 新型の「根葉切り皮むき機」を国内初導入

2025年08月19日 19:06更新

十日町市が売上1億円産地化を目指している「やわ肌ねぎ」の共選場で出荷作業の効率化を目指して、一台でネギの葉と根を切りとり、皮までむいてくれる新型の機械が国内で初めて導入され、19日(火)に関係者に披露されました。

これが新たに導入された長ネギの自動根葉切り皮むき機、その名も「ベストロボ オートマZ」です。北鐙坂にあるJA魚沼の共選場では、これまでネギの根と葉を切る工程と皮をむく工程で別々の機械を使って出荷規格にあわせた調整を行っていましたが、この新型機は一台で3つの工程をこなすことができます。

さらにセンサーでネギの茎の太さを測り、出荷サイズにあわせて根を切る位置を自動調整する機能も付いていて、経験の浅い人でも簡単に扱うことができます。

オートマZは園芸出荷用機器を製造する群馬県にある株式会社マツモトが去年開発したもので、国内で導入されるのはJA魚沼が初めてとなります。オートマZが稼働することで、これまで3人必要だった人員が1人で済むようになり、作業の効率化が進むと共に、これまで使っていた根葉切り機などを別の場所に移すことで、管内の広い範囲で出荷設備を整えることも可能となりました。

JA魚沼十日町基幹営農センター 吉楽一馬 さん
「この機械を導入し、今まで使用していた機械を別の場所で稼働させることで、人件費を掛けずに生産性を上げるのが最初の目的。これからマンパワーを集めるのが大変になってくる。人数の省力化を進めたい」

見学に来た生産農家
「人足が不足している面で、かなり先進的な考えで進んでいると思う。早くこれがうまく稼働する体制が整うとありがたい」

十日町産のやわ肌ねぎの昨年度の売り上げは約8000万円にのぼっています。今年度の出荷は12月ごろまで続き、生産者45人で208tを出荷する見込みです。JA魚沼では、ピークを迎える9月にあわせてオートマZの本格的な稼働を始めることにしています。

JA魚沼十日町基幹営農センター 大嶋友吉 課長
「ネギはお米と違って単価が安いので量を作らないといけない。生産者だけだと生産量が決まってきてしまうので、農協がサポートすることによってさらに生産を行えるようになったらいい。売り上げも一億円をあげていきたいし、生産者の所得に貢献できる品目になってほしい」

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