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県立松代病院を守る会が十日町市に要望書 署名数は地元総人口の65%に

2025年09月01日 16:48更新

県立松代病院を来年4月から無床診療所にするとした県の方針に対して、地元の住民有志でつくる「県立松代病院を守る会」は県に方針を撤回し、病院としての存続を求めるよう十日町市に要望書を28日(木)に提出しました。

提供:県立松代病院を守る会

県立松代病院を守る会が十日町市に求めた要望は、①松代病院の診療所化方針の撤回し、病院としての存続を県に求めること。②去年3月に県が策定した「県立病院経営強化プラン」のミッション、ビジョンに基づいて、松代病院の機能・役割を果たすよう県に求めること。③医療機関の経営安定に資するよう診療報酬の抜本的な引き上げを国に求めること、の3点です。

これにあわせ、守る会のメンバーが31日(日)に会見を開き、発足以降取り組んできた診療所化反対への署名活動の状況を報告しました。それによりますと、7月中旬から署名活動を始め、8月28日現在で松代・松之山地域の総人口のうち、65%にあたる2509筆が集まったということです。

また市内のその他の地域や津南町、上越市の大島区でも署名活動に取り組んでいるほか、県職員などの労働組合などから1万筆を超える署名が集められているということです。

守る会では当初署名活動の期間をお盆前までとしていましたが、こうした状況を踏まえ、県への直接要望ができるまで、引き続き署名活動を続けていく方針です。

県立松代病院を守る会 村山 繁一 会長
「署名を行った手応えは十分にあった。署名してくれた人たちは『なんとしても松代病院を残して欲しい、頼む』という感じなので署名をやってよかった。守る会とすると松代病院が県立として残ること。それをしっかり頑張っていく」

あわせて、守る会の要望書を受け取ったとして、関口市長は1日(月)の定例会見で次のように話しました。

「要望書は県や知事に提出されると思うが、それに伴って、市長からも県立病院として診療所ではなく入院機能のある病院として、維持してもらえるように言ってほしいと話だったと思う。『もう一回跳ね返しに行って、止めるの辞めてほしい』と言いに行ってほしいという受け止めた。県とは当然、地域医療のあり方をずっと話してきている。松代病院のみならず、圏域の病院のあり方、特に我々は県立病院の依存していた地域でもあるので、そういった住民の意向とかも合わせて、しっかりと話し合いのテーブルにあげていきたいと思う」

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