2025年12月03日 16:57更新
十日町市は自治体の判断で発砲を可能とする「緊急銃猟」で、12月2日(火)に市内で初めてクマの駆除を行ったことを3日(水)に発表しました。
市によりますと、2日(火)の午後2時50分頃に中条地内でクマ1頭が目撃され、柿の木に登っていると市民から通報がありました。市が十日町警察署と一緒に現地で注意喚起を行っていたところ、クマは近隣の茂みに留まっていることが分かりました。
市では付近に国道117号線や住宅地があるなど人の日常生活圏内であり、危険が及ぶおそれのある状態であったことから緊急銃猟が必要であると判断し、警察と協力の上で周辺の安全確保を行いました。
その後、駆け付けた新潟県猟友会十日町支部のハンターが午後4時20分頃に猟銃で2発発砲し、駆除を行ったということです。鳥獣保護管理法改正後、十日町市で緊急銃猟が行われたのは今回が初めてです。駆除されたのは体長60cmほどの子グマとみられています。
十日町市に寄せられた市内のクマの目撃や痕跡情報は去年104件だったのに対し、ことしは12月3日までに157件が報告されています。市ではクマを人里に引き寄せない、クマに出会わない行動を引き続き心掛けてもらうよう市民に注意を呼び掛けています。
Copyright (C) 2025 十日町タウン情報 All rights reserved.