2026年03月26日 14:29更新
3月末で十日町市の地域おこし協力隊を退任する6人の報告会が25日(水)に、十日町市役所で開かれました。このうち5人は市内定住を決めています。
3月末で地域おこし協力隊を退任するのは6人の隊員です。地域密着型からは、飛渡地区を担当した松井奈々さん、松井ブライアンさん夫婦と、同じく飛渡地区担当の千喜良歩さん、水沢当間地区担当の瀬下雪絵さん、松代山平地区を担当した市川優さんの5人が退任します。
中でも30年間子どもがいなかった集落に親子で来た市川さんは、自身の子どもや近隣集落の子どもを集めた「子ども会」を立ち上げ、集落の人と子どもが交流する機会を復活させました。
市川優さん
「集落にとって、私が連れてきた子どもが30年ぶりの子どもなので、集落の人たちに子どもが元気に遊んでいる姿が見せられたら良いかと思い、近くの集落の子どもたちも呼んで子ども会を開いて遊んだ」
またミッション型の星裕方さんは里山の魅力発信に取り組み、棚田のPRや関係人口を増やす活動を続けてきました。特に都会の人たちがシーズン中に複数回棚田に通い稲作を行う「通い農」の仕組みを定着させたほか、市外県外から作業に訪れる人の拠点となる棚田ステーションを開業しました。
星裕方さん
「僕が最初に棚田を見たときに感じた、家族やビジネスパーソンなどいろいろな人たちが集う絵を妄想しながら3年間活動してきて、少しずつ地域の人たちからの協力もあり形になってきた。『通い農』という言葉はまだまだ駆け出しなので、これを10年20年かけて育てていき、全国的なカルチャーやムーブメントにすることがこれからの目標」
今回退任となる6人のうち、実家のある南魚沼市に転出する千喜良さんを除く5人が市内での定住を決めています。松井夫婦は農業をしつつ地域イベントの協力。市川さんも農業を中心に行いつつ、地域の何でも屋として引き続き、力を振るいます。
星さんは自身が立ち上げた「株式会社里山パブリックリレ―ションズ」で通い農をさらに広め、棚田を持続可能にする挑戦を続けます。2級建築士の資格をもつ瀬下さんは担当した水沢地区を拠点に建築事務所での業務などを行う意向です。
瀬下雪絵さん
「はじめはメインの仕事がある神奈川との2拠点生活を考えていたけど、季節と共に過ごせることや集落の人たちの独特な感覚がおもしろい水沢地区だからこそ定住を決めた」
なお、市によりますと、これまで協力隊を退任した97人のうち72人が市内に定住し、定住率は74.2%になるということです。
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