2026年08月18日 17:05更新
十日町市と包括連携協定を結んで里山の地域活性化について学ぶ私立実践女子大学の学生たちが、15日(土)の松代田野倉地区の「納涼盆踊り大会」の企画や運営に携わり、地域の人たちと一体となって夏の恒例行事を盛り上げました。
実践女子大学は、2024年に十日町市と包括連携協定を結び、総務省が支援する「ふるさとミライカレッジ」のモデル実証事業として、松代田野倉地区と松之山布川地区で研究活動を行い、地域活性化や関係人口の増加に向けた取り組みを進めています。
このうち、29世帯50人ほどが住む田野倉地区で活動するのが一色ヒロタカ教授の研究グループです。ことしは3年生と4年生の12人が夏の恒例行事「盆踊り大会」の企画と運営に携わり、当日の朝から集落の道や会場をライトアップする「やぐら」や「灯籠」の製作に汗を流しました。
実践女子大学3年生
「『年だから』と行かない判断をしている人も多かったので、会場の周りもデザインして少しでも足を運んでみようと思ってもらいたい。都会では体験できない、貴重な体験だと思う。私は前日に来てまだコミュニケーションも取れていないので、集落の人ともっとしゃべりたい」
一色ゼミでは2014年頃から年間を通して田野倉地区を訪れていて、農作業や地域のイベントに参加し、交流を育んできました。去年からは宿泊や交流イベントなどに活用できる拠点として、築150年ほどの空き家を「ふるさとミライカレッジ」の助成金を活用しながら学生自ら改装し、ことし5月に完成させました。
ここを拠点に学生たちは月に1回ほど集落を訪れ、お年寄りの自宅を訪ねて交流を重ねる「お茶飲みワゴン」の取り組みなど、研究活動に取り組んでいます。
お茶のみワゴンを発案 実践女子大学4年生 溝口鈴奈さん
「もともと集落にお茶のみ文化があって、今までは盛んだったが高齢化でどんどん少なくなっていてさみしかった。朝に家に行って庭や軒先でお茶のみができたらいいと思って発案した。地域の人が活発に外に出て、盆踊り大会などにも自分から参加して、田野倉が明るく元気になったらいいというのが最終目標。実践女子大学ももっと一緒に盛り上げられたらいい」
実践女子大学 一色ヒロタカ 教授
「集落の抱える課題や可能性も日々変わっていくので、それに合わせて協働できるかもう一度模索している。決して大きな活気をつくりたいわけではなく、日常が少しだけ彩れるように学生の学びがつながったらいい。地域があるうえで学生が体験させてもらっているものなので、お互いがWin-Winになるように力不足だが目指していきたい」
陽が落ち始め、「やぐら」の明かりが集落センターの周りを照らし始めると、盆踊り大会が始まりました。熱中症対策として室内の開催となりましたが、学生たちの出し物やカラオケ大会を交えながら、総勢30人ほどが輪をつくり盆踊りを楽しみました。
田野倉地区 池田輝夫 区長
「集落の人のほうが少ないくらいだけど、学生たちが来てくれて本当にありがたい。私たちも若返るし、集落の人だけだとなかなかうまくいかないが、若い人が来てくれれば自分たちも協力できる。これ以上の事はない、最高です」
実践女子大学 ゼミ長3年生 小淵友美さん
「すごい楽しい、おばあちゃんの家に来るくらいの気持ちで来ている。受け入れてくれた地域の人にも感謝している。文化を継承する人がいないことが地域の課題で、まずは学んでしっかり還元できるものを実践していきたい」
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