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竹の球体で地域を駆け降りる「ゴロゴロ莇平」明後日新聞社のお盆のお祭り

2026年08月18日 16:55更新

作家の佐藤悠さんが直径約3mの竹の球体の中に入って、集落にある坂の頂上からふもとまで駆け降りるアートイベントとして、松代莇平集落でお盆の恒例行事にもなっている「ゴロゴロ莇平」が15日(土)に行われました。当日の夜には10年前に行われたタイムカプセルの開封や伝統の盆踊りも行われました。

このお祭りは、東京藝術大学の学長を務める日比野克彦さんが主宰するアートプロジェクト「明後日新聞社」が、2003年の大地の芸術祭で莇平集落を拠点に活動を始めたことをきっかけに毎年開かれています。

その中で毎年8月15日に行われるのが「ゴロゴロ莇平」です。「ゴロゴロ」と呼ばれる竹で作られた直径約3mの球体に作家の佐藤悠さんが入り、集落の坂の頂上からふもとまで、高低差約70m、距離約2㎞の道のりを地域住民の掛け声やかけ水を受けながら転がり下ります。

高齢化が進む莇平に新しい恒例行事を作り、地域を盛り上げようと2009年から始まり、今では集落のお盆の風物詩として浸透しています。

千葉県から
「莇平集落は懐かしい感じもするし、人も温かく自然もいっぱいで第2の故郷みたく感じている。太鼓をちょっとたたくだけなのにものすごく楽しく、回っているのも楽しいので、みんな参加してほしい」

作家 佐藤悠さん
「最初はテレビのバラエティみたいなノリで始まり、つなぎにヘルメットという格好だった。1年目はやっていたら掛け声とリズムが自然に生まれ、2年目はかけ水が生まれた。何年かやっていたらおひねりも自然に生まれてきて、自分がイメージしていなかったものが、やりながら見えてきた。毎年やっていきながら出てきたものをどんどん取り入れて今のかたちになった。自分の集落での役割ができたことが、本当にうれしいと思っている。応援してもらいながらこれからも続けていければいい」

夜には10年前のこのお祭りで埋められたタイムカプセルの開封も行われ、当時の関係者が残したメッセージが読み上げられました。

タイムカプセル手紙の朗読
「今は2016年8月16日午前11時44分。莇平演劇祭を終えた安堵感と協力してくれた集落の皆さんへの感謝でいっぱいです。いつも僕を温かく迎えてくれる莇平集落への感謝を忘れず、10年後も莇平を少しでも楽しませる人間でありたいと思います」

最後に盆踊りが行われ、祭に訪れた人たちも輪に加わって、伝統の「しっちょいさ」を踊りました。この盆踊りも旧莇平小学校が廃校になったことで一度は途絶えたものの、明後日新聞社のアートプロジェクトをきっかけに復活しました。

地元住民
「毎年うきうきする。人と会えるということが今になってこれほど大事なのだということがわかる。昔に比べて集落が小さくなった。人とのつながりが小さくなるほど、関わりが少なくなっていくけど、こうやって都会から来てもらうのが1番ありがたい」

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