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十日町市卸売市場で「初競り」 南部青果は4月から新潟中央青果の支社に

2023年01月05日 11:45更新

十日町市高山にある十日町市卸売市場で5日(木)に初競りが行われ、2023年の取引が始まりました。

十日町市卸売市場では、コロナ禍で縁起物の宝船などが並ぶ青果部と水産部合同の賀詞交歓会を2021年から見送っています。今年の初競りには仲買人や卸売業者などおよそ30人が集まりました。

新潟県南部青果株式会社の野口英樹 代表取締役は「今回の年末年始は行動制限がなく、人の流れは回復しているが、コロナ禍で、物価高騰や円安で青果物には大きな負担になっている。今年の景気も干支のように跳ねて少しでも回復してほしい。本年もどうぞよろしくお願いします」と挨拶しました。

そして三本締めのあと競売が始まり、威勢の良い声が市場に響いていました。

南部青果によりますと、クリスマス前の大雪の際は、交通障害で十日町市への入荷がほとんど止まり、市場からトラックを出して荷物を取りに行く事態に見舞われたということです。一方、年末年始の物流に大きなトラブルはなく、野菜は平年並み、果物ではバナナやミカンなどがやや高値で取引されているということです。
仲買人
「まだ各市場が動いていないから品物は少ない、あす以降かな。今年は去年より少し業績アップして、自分が思ったような商売がしたい」
「きょうはヒラタケなどキノコ類を仕入れた。もう少し活気がほしい。我々仲卸業もなんとか生き残れるように頑張らないと。農家も高齢化していて、地物が出てこなくなるとつらい……」

なお、新印グループの新潟県南部青果株式会社は今年3月31日で営業を終了し、4月1日から新潟中央青果株式会社の南部支社として吸収合併されます。

南部青果の五十嵐正義会長は「これまでもグループで資本参加してもらったりしたが、これからは一本化していかないと。経営的にもなんとかやっていけるところだが、少子高齢化を受け、少しでも安定経営をしようと先を見込んで決断した」と話しています。

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