2023年05月08日 17:26更新

数え年で7歳になる松代に住む男の子が、地元の松苧山に登って山頂の神社で健やかな成長を祈る伝統行事「七つ詣り」が8日（月）に行われました。

今年の七つ詣りには地元の6人の男の子と家族が参加し、山の麓から標高360ｍの松苧山の山頂を目指して急な斜面を登りました。 登りはじめておよそ20分。全員が無事に登頂し、神社でお祓いを受けました。

神職 宮澤正昭さん
「昔からの風習で男の子だけのまつり。御神前まで上がって、お祓いを受けることに意味がある。大変だけど登ってきてもらっている。健康で真っ直ぐな子に育ってもらいたい」

参加した親子
「子どもがすごく速く登ってびっくりした。昔からの伝統行事。これを節目に大人になって行くのかなと期待している」

けやきの会 柳誠一 会長
「子どもたちの祭り。めでたいのでみんなで盛り上げたい。七つ詣りをやればみんな元気に頑張ってくれると思う」

このあと、松苧神社では春の例祭が執り行われ、神楽舞いが披露されました。

松苧神社は国の重要文化財に指定されていて、かつて上杉謙信公など戦国武将たちが戦の前に必勝祈願した場所であると言い伝えられています。