2023年07月20日 18:18更新

十日町地域消防本部の救出チームが県の消防救助技術大会ロープブリッジの部で初の1位に輝き、東北地区大会に出場することになりました。

県の消防救助技術大会、ロープブリッジ救出の部で1位に輝いたのは、本部の春日菖吾さん、南分署の根津恒陽さん、太田祐貴さん、川住海さんの4人チームです。

ロープブリッジ救出は、2つの建物の3階から20ｍのロープを渡し、対面にいる救助者を助けるスピードを競います。県大会では48.1秒のタイムを出し、出場した全14チームの中で1位になりました。

この種目での県大会優勝は十日町地域消防としては初の快挙です。この日は、東北地区大会を前に服部勝志 消防長の前で日頃の訓練の成果を披露しました。

4人は通常の勤務が終わったあとに集まって練習を重ねてきました。この日の記録は、県大会の結果を上回る47.72秒でした。

南分署 川住海 消防士
「大会で結果を出すのはもちろんだが、現場に生かせるのが第1なので減点なく、安全確実迅速にやりたい」

南分署 根津恒陽 消防士
「チーム結成６年目で、今まで大会を経験してきたが、東北大会にようやく出場できる。目標は、全国大会出場を掲げている。4人でする種目だが、チームの7人と指導者含め、みんなでサポートして、東北大会に自信持って挑めるよう準備したい」

古澤正男 消防署長
「これまで訓練を積み重ねてきた結果だと思う。念願の東北へ出場ということで、選手の努力が報われるのではないかと感じる。今日の訓練は、ことし一番のすばらしい出来だった。これを本番で出してもらえれば、全国の切符も狙えると思う。訓練を通じて、地域に住んでいる人のために訓練しているので、それを大切にして、上の大会を目指してほしい」

4人が出場する東北大会は7月26日（水）に山形県鶴岡市で行われます。