2023年09月20日 09:00更新
火のソバから離れないで!
高齢者が関わる火災を防ごうと、敬老の日にあわせて十日町地域消防が18日(月)、一人暮らしの高齢者宅を訪ね地元名産のへぎそばを配りながら防火指導をしました。
十日町地域消防では、毎年敬老の日にあわせて高齢者世帯の防火指導を行っています。この日は、大井田地区で一人暮らししている80代の女性の自宅に消防職員が訪問し、「ソバから離れないで!」のシールを貼った乾麺のへぎそばを配って火災予防を呼びかけました。
田村ミチさん
「火をつけると忘れてしまうので、いつもつけると同時にタイマーをポケットに入れて気をつけている。それが鳴ったら火がついているんだと気づけるようにしている」
また、消防職員は各家に消火器が設置されているかや、火災警報器の電池切れがないか確認したほか、コンセント部分にたまったほこりをこまめに掃除するようアドバイスしていました。
十日町地域消防によりますと、管内の火災件数は9月14日現在、27件です。前の年より9件多く、うち高齢者2人が亡くなっています。古くなった電化製品からの発火などが主な原因で、これから冬にむけて電気毛布などを使用する際はしっかりと確認するよう注意を呼びかけています。
山崎哲嗣 課長
「ちょっとした気の緩みであったり、ほんの些細なことから火災は発生している。常に気を張るのは難しいが、特に火を使うときに限っては、本当に火災に至らないよう常日頃から心掛けてほしい」
なお、今回配られたへぎそばは消防の企画に賛同した十日町地域へぎそば組合が提供したもので、加盟する9つの事業所からあわせて520束が寄せられました。今後、高齢者宅の防火指導や、水沢女性防火クラブによる訪問、防火講習会などで配られる予定です。
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