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元県立病院医長の村岡治医師が整形外科クリニックを開院 

2023年11月28日 10:45更新

県立十日町病院の整形外科医長を務めていた村岡治医師が独立し、十日町市高田町に新たな診療所を開きます。村岡さんは新潟市出身ですが、十日町市民の健康を支えていきたいと話しています。

村岡治さんは、埼玉県生まれ新潟市育ちの42歳です。琉球大学医学部を卒業したあと新潟県に戻り、肩や膝の関節を専門とする整形外科医として複数の総合病院に勤務してきました。県立十日町病院には2017年に赴任し、約6年間整形外科医長を務めました。

村岡院長
「『十日町にもうひとつ、気楽に行ける整形外科があれば』という市民の皆さんの要望があって、じゃあ自分がやってみようかなと、私が手を挙げた。十日町は、医療が充実しているとは残念ながら言いがたい状況。クリニックという立ち位置で協力ができればと思って立ち上げている」

多目的ルーム

村岡さんのクリニックには、整形外科とリハビリテーション科を設け、理学療法士2人をはじめ、13人のスタッフが勤務します。開業にあたっては十日町市の医師確保支援事業により、6000万円の補助金を受けたことも後押しとなりました。

村岡さんは、関節の痛みや軽いケガの診療など1次医療を行いながら、妻有地域の診療所に初めて導入された骨密度測定器を使って、ケガの予防に力を入れていきたいと話しています。

骨密度測定器

村岡院長
「十日町市の骨粗しょう症検診の受診率が残念ながら高くない。10~15%の受診率と言われていて、骨密度の検査も積極的に取り入れて、地域のために予防にも努めていきたい」

体組成測定

25日(土)には、開院に先駆けてクリニックの内覧会が行われ、200人を超える人が筋肉量や水分量を計る体組成測定をしたり、46畳あるリハビリ室などを見学しました。

レッドコード

リハビリルームには、ひもの長さを変えて、負荷を調節しながらトレーニングやリハビリができる「レッドコード」のほか、温熱や電流で痛みを軽減させながらストレッチする機器が市内で初めて導入されました。

笠原翼 理学療法士
「運動指導やリハビリを行う中で、痛みを軽減させていく目的の機器が導入されている。手術をするほどじゃないが、いろいろな場所が痛くて困っているが、なかなかリハビリをする場所が無い。というのはけっこうあるので理学療法士の地域への関わりは大事だと思う」

見学者
「この地域は医療機関が少なくて、特に整形外科はなかなか無かったのでとてもうれしい。骨密度測定器が導入されていてありがたい。ほかの病院だと予約が何か月も先になり、簡単に測れなかったのでよかった」
「気軽にちょっとした相談でも、聞いてくれる病院があると安心感がある。そういう存在になってもらいたい」

村岡院長
「高齢化社会は今後進行していく日本の課題で、十日町地域はその中でも先を進んでいる。高齢化社会は本人だけではなく、支える家族も含めて地域全体で考えていかないといけない問題。少しでも、本人と家族の負担が減らせるような地域づくりに貢献したい」

村岡整形外科クリニックの開院日は11月29日(水)です。クリニックには45台の駐車場や、調剤薬局が併設されています。また診察予約は電話のほか、インターネットでも受け付けています。

村岡整形外科クリニック
■電話:025-755-5111
■ホームページ:https://muraoka-seikei.com/

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