2023年12月12日 16:59更新

犯罪や事故が増えやすい年末を迎え、特殊詐欺や空き巣などの被害防止や交通安全を呼びかける特別警戒パトロールの出発式が12日（火）、十日町警察署で開かれました。

新潟県警では、年末にかけて強盗や空き巣などの犯罪や交通事故が多く発生することから、10日（日）から大みそかまで県下一斉に特別警戒としてパトロールを強化します。十日町署の出発式には関口市長をはじめ、十日町市、津南町の防犯団体の代表など20人が参加しました。

十日町警察署 山岸信行 署長
「年末の慌ただしい時期を迎え気象状況も厳しくなる中で、地域の安全と安心を確保する活動を強化する必要がある。パトロール隊が活動している様子は地域に安心感を与え、犯罪行為の抑止力になる」と職員に訓示しました。

関口芳史 市長
「高齢者など我々の弱みに付け込んだ犯罪が脅威となっている。安心して暮らせる地域を作りだすために、みなさんの努力や団結によって一日でも早く実現できるよう願います」

式のあとさっそく、パトカー7台と地域防犯を呼びかける青色回転灯パトロール車1台が十日町署から出動しました。

十日町署によりますと、管内で今年発生した特殊詐欺は、10月末までに去年より2件多い5件で被害額は約96万円でした。こうした状況から特別警戒では金融機関やコンビニなどATMがあるところを重点的にパトロールする方針です。年末特別警戒は31日（日）まで行われます。