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怪しい誘いはまず相談!特殊詐欺被害防止推進員に10人が着任

2024年05月01日 10:22更新

怪しい誘い、まずは誰かに相談を!

十日町警察署の「特殊詐欺防止推進員」に地域のボランティア10人が着任し、26日(金)に委嘱状が手渡されました。

十日町警察署の「特殊詐欺防止推進員」に委嘱されたのは十日町・津南地域の防犯委員をはじめとした、ボランティア10人です。推進員は2年間の任期の間、地域のイベントや老人ホームなどに出向いて、最新の特殊詐欺の犯行手口や発生件数などを紹介し、被害に遭わないよう注意を呼びかけていきます。この日は太刀川弘栄 署長から一人ひとりに委嘱状が手渡されました。

特殊詐欺防止推進員 石澤正道さん
「前は老人会などでパンフレットを配ったり、講話をしていたが、コロナ禍でできなくなった。最近は農協の銀行などで年金支給日前に行って、交番の駐在さんとビラ配りをしている。これからは今やっている事を中心にいろいろな会合に行って、駐在さんと話し合いながらPRしていくしかない」

特殊詐欺防止推進員 鈴木龍次さん
「皆さんに関心を持ってもらうことが、1番の未然防止への道へつながると思う。そのために、PR活動をしっかりやっていかないといけない」

式のあと推進員は早速、特殊詐欺の被害状況や最新の手口について研修を受けました。十日町署によりますと管内では去年、特殊詐欺被害が9件発生し、被害額は1374万円にのぼりました。また今年はすでに、2件の特殊詐欺被害があり、被害額は283万円となっています。

被害の大半を占めるのが「架空請求」です。主な手口は有名企業を装った犯人がメールや電話を使って、架空の未納料金を電子マネーなどで支払わせようとするものです。高齢者に限らず、20代から80代まで幅広い世代が被害にあっています。

十日町警察署 生活安全課 小柳津穂 課長
「被害者は特殊詐欺について分かっているが、犯人グループのだましが始まると平常心でいられない。そこで誰かに相談すれば被害は防げると思うが、行動が先走ってしまい被害にあうケースが多い。困った時はすぐに家族に相談できる過程をお願いしたい。新しい手口として、SNS型投資詐欺やロマンス詐欺がはやってきている。SNSで投資話があったら、相手にしないようにお願いしたい」 

なお管内では4月23日、勤務時間外だった南魚沼署の警察官がたまたま訪れていた十日町市内の銀行で声掛けを行ったことで、架空請求詐欺の未然防止につながった事案がありました。警察では、不審に思って声をかけづらくても、すぐに警察へ連絡、相談してほしいと呼びかけています。

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