2024年06月26日 09:00更新
一般社団法人十日町市観光協会の令和6年度通常総会が21日(金)、道の駅クロステン十日町で開かれました。代表理事は柳一成さんが続投し、今年度の運営方針を「持続可能な責任ある観光の最大化」と打ち出しました。
十日町市観光協会は現在、賛助会員を含めた349の団体と個人が会員となっています。去年6月には、市内5つの支部を解散して全市一体の体制となり、持続可能な観光地域づくりに向けた十日町市のブランドビジョンを新たに策定しました。また12月から、十日町駅と清津峡を結ぶ冬季限定のシャトルバスの運行を始めたほか、今年の4月には清津峡に新たな観光案内所を設置し、インバウンドの誘致に力を入れています。
清津峡 観光案内所
総会では役員改選で前年度に引き続き、代表理事に「松之山温泉ひなの宿ちとせ」の柳一成 代表取締役の就任が承認されました。また令和6年度の運営方針を「持続可能な観光」と「責任ある観光」の最大化と掲げました。
(一社)十日町市観光協会 柳一成 代表理事
「富裕層には、モノに執着を持ったクラシックラグジュアリーと、自分の体験や価値観を地域と一緒に同化するモダンラグジュアリーがある。私たち十日町市は里山の生活と知恵を体感して価値を見いだしてくれるモダンラグジュアリー層をターゲットにするべき。住む人と訪れる人がお互いに、認め合い向上し共感できる観光協会の仕組みを作っていきたい。外からのお金を地域の中で循環させることが重要。地域の人に喜んでもらえる観光街づくりをしていきたい。雪国越後妻有のストーリーの語り部となって、私たちの誇りとアイデンティティを来訪した人に伝えていきましょう」
観光協会では今年度、ブランドビジョンの方針に基づいて効果的なマーケティングにつなげようと、ブランディング部会やリサーチを引き続き行うほか、ブランドロゴやWEBサイトを制作します。また7月からの大地の芸術祭9回展に向けては、会期中に臨時観光案内所を里山現代美術館MonET、ナカゴグリーンパーク、神明水辺公園、森の学校キョロロに設置します。
関口芳史 市長
「この地域内の人をターゲットにビジネスモデルを作るか、それともこれからここに来る多くの外国人を含めた観光客をターゲットに入れて皆さんのビジネスモデルを書き上げるか、この違いだと思う。多くの皆さんにこの地へ訪れてもらえる事を夢描きながら、是非それぞれのビジネスの最先端の場においてプランを描いてもらえるとありがたい。そういうことがこれからの十日町市観光協会の最も大きなミッションのひとつになることを期待している」
総会のあとはJR東日本新潟支社の白山弘子 支社長を招き、JRの観光業への取り組みについて講演会が開かれました。なお、今期の副代表理事および理事は以下の通りです。
【今期役員】任期:令和8年度通常総会終了まで
■副代表理事
・共立観光(株)原田千佳子 代表取締役
・清津峡湯元温泉清津館 桑原清 館主
■理事
・(株)当間高原リゾート 福本玲子 代表取締役社長(6月28日の株主総会にて、代表取締役社長に就任予定)
・松之山温泉酒の宿玉城屋 山岸裕一 代表取締役
・塩ノ又温泉湯元荘 桑原弘行 代表
・十日町地域へぎそば組合 小林重則 組合長
・東日本旅客鉄道(株)信濃川地域共創事務所 保田暢彦 課長
・北越急行(株) 桑原信之 運輸部長
・越後交通(株)十日町営業所 外山幸一 所長
・十日町地区タクシー協会 馬場大和 会長
・(株)HOME HOME NIIGATA 井比晃 代表取締役
・(一財)十日町地域地場産業振興センター 岩船眞人 専務理事
・(株)なかさと 根津正一 専務取締役
・(株)松代総合開発 佐藤達夫 代表取締役副社長
・(有)湯米心まつのやま 高橋明 専務取締役
・NPO法人越後妻有里山協働機構 羽鳥めぐみ ツアーチームリーダー
・十日町織物工業協同組合 蕪木良一 理事長
・魚沼農業協同組合経営管理委員会 柄澤和久 会長
・十日町商工会議所 村山政文 副会頭
・松代町商工会 瀬沼伸彦 会長
・水沢商工会 富井久雄 会長
・十日町市産業観光部 渡辺正彦 部長
・(一社)十日町市観光協会 栁謙二 事務局長(業務執行理事)
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