2024年07月18日 11:00更新
来年の春に十日町市・津南町での就職を希望する高校生を対象にした求人説明会が16日(火)に、道の駅クロステン十日町で開かれました。
求人説明会は企業による学校への求人申し込みが7月から解禁され、高校生の就職活動が始まったことにあわせてハローワーク十日町などが開きました。参加したのは建設業や製造業、サービス業など十日町市と津南町に本社や営業所がある52社です。これに対し、高校生は63人が訪れ、それぞれ興味を持った企業ブースを巡って、会社案内に耳を傾けました。
高校生
「土木系が候補だが、ほかにも見て回ろうと思う。説明はわかりやすくて興味を持った。年を取った家族もいるので親孝行のために地元で就職したい」
「会社の雰囲気やどんな職務内容なのかを重視している。地元の企業に就きたくて、それが地元に貢献することになればいいなと思った」
配管業
「先日松代高校で出前授業をしたときの生徒が説明を聞きに来てくれた。活動を通して興味をもってもらい、一人でも多くの入職者が増えてくれるといい」
ハローワークによりますと、6月末の時点で来年の春に就職を希望する高校生は管内で69人いるのに対し、求人数は278人と約4倍の開きがあります。今回の説明会でも初参加や数年ぶりに参加する企業が目立ち、ハローワークでは管内の人手不足の状況がより一層強まっているとみています。
初めて参加する解体業
「今までは会社の従業員などの関係者から人を探してきた。ハローワークに求人を出しても若い人が会社に来てくれなかったので、若手の力が欲しくて参加した。自分の経験談からアドバイス的な説明をしたい」
土木業
「人材が不足している。高齢な社員が多く、技術継承に力を入れないといけないので、若手の力が必要。嘘はつきたくないのでありのままに当社を見てもらうため、仕事の善し悪しをしっかり伝えたい」
ハローワーク十日町 井口剛 所長
「卒業予定の生徒の数が減少傾向にあり、進学志向の高まりもあり、地元就職をしたいという高校生自体が減ってきていることがある。1社でも多くの企業をまわってもらい、どういう仕事に就きたいのか、それをしっかり見定めてもらえる機会になるといい」
なお、高校生の就職活動で企業による選考と内定の通知が始まるのは9月16日からとなっています。
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