2024年08月22日 14:10更新
JA魚沼は21日(水)、管内のコメの生産者に前払いする仮渡し金の単価を合併後初めて発表しました。合併前のJA十日町の昨年度の当初額と比べ、今年度の魚沼コシヒカリの1等米は60㎏あたり1900円上がり、1万9600円となります。
合併後のJA魚沼としての仮渡し金の価格設定は今回が初めてです。JA全農新潟県本部が示した金額を参考に、管内すべての地区で統一した単価となりました。60㎏あたりの額はJA十日町だった昨年度の当初額と比べ、魚沼コシヒカリの1等米が1900円高い1万9600円で、全農新潟県本部が示した額に100円の上乗せとなりました。次いで2等米は1万8100円、3等米は1万5300円となっています。また新之助の1等米は2800円高い1万8000円。こしいぶきの1等米は1900円高い1万4500円となっています。
JA魚沼によりますと仮渡し金の設定にあたっては、県内の昨年度産の米が異常高温の影響で品質低下が目立った一方、全国的に主食用米の需要が高まっていることや、資材価格の高騰によるコストの上昇を踏まえ、生産者が今後も米作りを継続できるような価格水準を目指したということです。
管内の米の品質検査はこれから始まりますが、JA魚沼営農部の担当者は「今年も出穂期に気温上昇があったものの昨年度ほどではなく、ある程度の1等米が確保できるのでは」と話しています。
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