2024年09月06日 14:30更新
大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2024の開催に合わせて、十日町市立松代小学校の給食に地元で展示される作品や景観にちなんだ特別メニューが4日(水)に登場しました。
これが大地の芸術祭にちなんだ特別メニューの給食です。芸術祭を代表するフィールド「棚田」に見立てて十日町産コシヒカリを使用した白米が主食。主菜はハンバーグですが、越後松代城の中で展示されている作品「憧れの眺望」をイメージしてホワイトソースときざみのりを添えて作品の白と黒を表現しています。
「憧れの眺望」
ハンバーグ~ホワイトソースがけきざみのりを添えて~
「まつだい住民博物館」
ぜんまい入りカラフル野菜の抹茶ドレッシング
「除雪式奴奈川姫」
具だくさんしょうゆ汁
また副菜は農舞台の屋外に展示される「まつだい住民博物館」をイメージして、ぜんまいが入ったカラフルな野菜にアクセントで抹茶ドレッシングをかけました。汁物の具だくさんしょうゆ汁は、型抜きされた野菜が入っています。これは松代小学校も製作に参加した作品「除雪式奴奈川姫」をイメージしたもので、思い思いの作品を作ることが出来ることを型抜きで表現しています。
この企画は子どもたちに学校給食を通して、より芸術祭に興味を持ってもらおうと松代小学校の栄養教諭池田小夏さんが献立を考えました。この日は松代小学校の全校児童80人がランチルームに一堂に集まり、「いただきます」の号令のあと、アート感満載の給食を黙々と味わっていました。
3年生
「ハンバーグがおいしかったが、みそ汁に入っていたにんじんなどもおいしかったし、形が星だったからきれいだった」
「おいしすぎて、作品のことまで考えられる暇がなかったけど、(地元にある)トンボや色鉛筆の作品が好き」
6年生
「ホワイトソースで芸術祭を再現していていいと思った」
十日町市教育委員会 学校教育課 学事係 栄養管理士 宮沢 毅さん
「(コラボメニューを通して)大地の芸術祭の年なので、市内全体を通していろいろな作品を見に行ってくれたらいいと思っている。メニューを考える上でアレルギーの子どもがいるので、みんなが平等に食べられるようなメニュー作りはもちろんだが、目で見て楽しめるようなメニュー作りが出来ればと思っている」
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