2024年10月04日 16:38更新
東京オリンピックの陸上競技男子マラソンに出場した、十日町市出身の服部勇馬選手が帰郷し、4日(金)に十日町警察署の1日警察署長として特殊詐欺への注意を地域の人へ呼びかけました。
1日警察署長に任命されたのは十日町市中里地域出身の陸上選手、服部勇馬さん30歳です。3年前の東京オリンピック男子マラソンに出場したほか、今年元日のニューイヤー駅伝では所属するトヨタ自動車でアンカーを務めチームを9年ぶりの優勝へ導きました。
この日服部さんは、十日町警察署で太刀川弘栄署長から委嘱状を受け取ったあと警察職員に向けて、訓示しました。
服部勇馬さん訓示
「私は自分自身のためではなくて、誰かの笑顔のために走るように心がけている。本当に苦労していると思うが、これからも一人ひとりが十日町や新潟県の皆さんの笑顔のために仕事をしてもらえたらうれしい」
そのあとイオン十日町店に移動し、特殊詐欺に注意するようプリントされたクッキー400枚を地域の人たちへ呼びかけながら手渡しました。
地元から
「もっとこういう活動をしてもらえるといい。次から次へといろいろな詐欺が出てきている。呼びかけてもらえればそれだけ気をつけるので、いいこと」
「びっくりした。まさか十日町に来てもらえると思っていなかった。著名な人に呼びかけてもらえると、みんな気をつけると思う」
十日町署によりますと管内の特殊詐欺の被害件数は今年8月末までに2件発生し、被害金額は283万円となっています。去年の同時期と比べると被害件数は3件減っていますが、金額は187万円増えています。
服部勇馬さん
「私のふるさとであり温かい人が多い。そういう人が被害に遭うのは、私自身にとってもつらいし悔しい気持ちになる。今日はできる限り熱を持って呼びかけた」
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