2024年10月23日 16:28更新

薬剤師とシンガーソングライターとして活動する新潟市在住の髙橋由紀子さんが22日（火）に十日町中学校を訪れ、薬物乱用の危険性について全校生徒に講演しました。

十日町中学校を訪れたのは、しなの薬局マーケティング部部長で新潟市在住の薬剤師 髙橋由紀子さんです。高橋さんはNST新潟総合テレビのキャンペーンソングに起用されている「大好き！にいがた！～Precious days～」を歌うシンガーソングライタ―としても活躍しています。

髙橋さんは十日町中学校のPTA活動として講演に招かれ、全校生徒167人に薬物の危険性や依存性の高さについて話しました。その中で近年増えている、若者が市販薬を過剰に摂取する「オーバードーズ」に触れ、手軽に入手できる一方で命を落としてしまう危険性があることを強く訴えました。また、生徒たちを交えて危険薬物を勧められた時の断り方を、デモンストレーションしました。

しなの薬局 薬剤師  髙橋由紀子さん
「今はインターネットやSNSで出ているが、また数年経つとまた違う形で（危険が）忍び寄ってくると思う。ただこういったことが体に悪い、心にも影響を与えるということ自体は変わらないと思うので、どんな形になっていたとしても、いつもアンテナを自分の中で立てていると、情報をキャッチしやすくなると思う。自分が落ち込んだときほど注意しなくてはいけないと考えてもらえると嬉しい」

3年生
「今まで薬物がぼんやりと怖い物、危険な物と認識していたが、具体的な話を聞いて輪郭がしっかりして危険性を再認識できた」
「オーバードーズの話がとても印象的で市販の薬でもたくさん飲んだら、覚せい剤などと少し似たような効果があるというのは印象に残った。家族に話したり今回学んだ知識をどんどん広めていきたいと思う」

しなの薬局 薬剤師 　髙橋由紀子さん
「生徒たちは最初はすごく緊張していたが、とても気さくに質問すると答えてくれた。私が伝えたいことも感じ取って、それを表現してくれていたので一体感が生まれていたことがうれしかったし、楽しい時間になった。ちゃんとプロに聞いて知識として自分の中に埋め込めるようなチャンスをもっと与えてあげたいと思うし、仕組みができるといい」

講演のあとには髙橋さんのライブも披露されました。